「うな丼の未来VI:世界の中のニホンウナギ」@東京大学へ

鰻の減少問題は深刻だ。
鰻が食べられなくなっては困るし、出来る限りのことはしたいと常日頃思っている。

7月8日に、「うな丼の未来VI:世界の中のニホンウナギ」@東京大学に出席した。
このシンポジウムは、東アジア鰻学会が催しており、鰻の危機をなんとかしなければならないというコンセプトのもと、6回目の今回の主テーマは、
・ヨーロッパウナギ
・ニホンウナギのモニタリング研究について
だった。

ヨーロッパウナギは、ニホンウナギの危機以上にな状態になっているのでその対策活動の話であったり、ニホンウナギにおいては、日本各地での観測についてのお話であった。

今回驚いたのは、青森県小川原湖 の事例。
ざっくりと言うと、30cmの鰻を放流して観測。8cm/年の成長で50cm級に成長、かつ雌鰻に性転換(?)していたというお話。
まずこの成長度合にも驚きと期待なのだが、すべてメス鰻になっていたことも驚き。
※鰻はもともと成長をして性別がわかれる魚。養殖の鰻はほとんどがオス。

これだけの成長とメス化が見られるのであれば、産卵のために海へ下る鰻を増やせるのではないかと、素人発想ではあるが、将来展望に期待。

産卵のために海へ帰る鰻を大切にしたい。

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