鰻のことを語るには、絶滅危惧種であることや、食べることは悪なのか?は避けられない話題だ。
鰻が増えるスピードを超えないように食べる量を抑えてバランスをとることが求められるが、実際は獲り放題、さらには違法行為も多く、正確な漁獲量の実態がつかめていないようだ。適切な消費量の上限を設定するためにも、正確なデータの取得が必要で、違法行為を一掃しなければならないという意見が述べられていて、とても参考になる。
鰻食好きは、是非読んだ方がよい1冊。
鰻のことを語るには、絶滅危惧種であることや、食べることは悪なのか?は避けられない話題だ。
鰻が増えるスピードを超えないように食べる量を抑えてバランスをとることが求められるが、実際は獲り放題、さらには違法行為も多く、正確な漁獲量の実態がつかめていないようだ。適切な消費量の上限を設定するためにも、正確なデータの取得が必要で、違法行為を一掃しなければならないという意見が述べられていて、とても参考になる。
鰻食好きは、是非読んだ方がよい1冊。
琵琶湖湖畔の呑み屋で聞いたお話で、琵琶湖で獲れる鰻は本当に天然鰻と言えるのかという話。
琵琶湖では鰻が獲れる。しかしながら海から昇ってくるには人工の関があるので環境的に無理だ。
それではなぜに鰻が獲れれるのか?それは放流。
琵琶湖では鰻の稚魚を放流するらしいのだが、放流された子どもの鰻は琵琶湖の稚鮎を食べて育ち、大きくなった鰻が獲られて、琵琶湖の鰻として食される。
果たしてこれは天然鰻というのか、養殖鰻というのか。琵琶湖という巨大な養殖場とも言える。だから養殖鰻か。
半天然鰻と言うのだろうか。
半人工、半天然でもよいが、外来魚の餌食だけは勘弁願いたい。
鰻を守ろう。
鰻の減少問題は深刻だ。
鰻が食べられなくなっては困るし、出来る限りのことはしたいと常日頃思っている。
7月8日に、「うな丼の未来VI:世界の中のニホンウナギ」@東京大学に出席した。
このシンポジウムは、東アジア鰻学会が催しており、鰻の危機をなんとかしなければならないというコンセプトのもと、6回目の今回の主テーマは、
・ヨーロッパウナギ
・ニホンウナギのモニタリング研究について
だった。
ヨーロッパウナギは、ニホンウナギの危機以上にな状態になっているのでその対策活動の話であったり、ニホンウナギにおいては、日本各地での観測についてのお話であった。
今回驚いたのは、青森県小川原湖 の事例。
ざっくりと言うと、30cmの鰻を放流して観測。8cm/年の成長で50cm級に成長、かつ雌鰻に性転換(?)していたというお話。
まずこの成長度合にも驚きと期待なのだが、すべてメス鰻になっていたことも驚き。
※鰻はもともと成長をして性別がわかれる魚。養殖の鰻はほとんどがオス。
これだけの成長とメス化が見られるのであれば、産卵のために海へ下る鰻を増やせるのではないかと、素人発想ではあるが、将来展望に期待。
産卵のために海へ帰る鰻を大切にしたい。