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鰻屋探訪記(その他エリア)

なぜこうなったのだろう?

逢坂山かねよその他

「日本一のうなぎ」と唄っている滋賀大津の有名人気店「逢坂山かねよ」。見た目のインパクトが大きいが食べ方に困る丼「きんし丼」。鰻の蒲焼の上に出汁巻き玉子が遠慮なくのっかっている。


「それにしてもなぜにこんなことを思いついたのだろうか?しかも錦糸玉子ではなく、出汁巻き玉子なのに「きんし丼」なのはなぜ?」と思っていたら、お店に置いてある「かねよ物語」という配布物に書かれていた。簡単にいうと錦糸玉子鰻丼の上にかけるメニューがあったのだが、せっかちなお客さんが「何でもいいから早よ出して!」と言われて、ぶつ切りにして出したら好評だったのが起源とのこと。本当か?とは思ってしまうのだが。。。
(ちなみにこの冊子はラズウェル細木氏の漫画仕立て。)

肝心のきんし丼であるが、ご飯は熱々で1粒1粒がパラパラ、その熱さにまずは口の中が悶絶する。腹開きの鰻は玉子とご飯に挟まれて蒸し状態で柔らかくなっている。そして食べ方だが、鰻と玉子を交互で食べるのか?一緒に食べるのか?と食べ方が悩ましい。

結局、1口目は鰻とご飯を一緒に食べて、2口目は出汁巻き玉子を食べて、3口目はご飯。とこれを繰り返して食べる。これでいいのだろうか。

むしろ出汁巻き玉子とお酒で一杯やってから、鰻丼がよいような気がしてしまった。

ちなみに京都にも卵をのせた鰻を出す「京極かねよ」があるが別会社とのこと。こちらのきんし丼は玉子を薄く広くして丼全体に覆い被せるようだ。なお、キャッチコピーは「日本一の鰻」とこちらは漢字の鰻で唄っている。
まぎらわしい。でもこちらも一度行ってみたい。


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★★★☆☆ おいしいお店!
創:個性的な輝き

2020/07/19

三島の銘鰻屋へ鰻小旅行

桜屋その他

連日行列の三島「桜屋」。この日も1時間待ち。3月も終わりに近づく春の陽気の中、店の脇のベンチに腰掛けて読書をしながらゆっくりと待つのも気持ちがいい。

安政三年創業の江戸から続く三島の銘鰻屋桜屋へついに訪問。
東京を少し離れて三島まで東海道線を鈍行で2時間ほどの鰻小旅行。熱海のあたりからは紺碧の海を眺め、真っ白な富士を望む。車窓を肴に一杯やりたいくらいだ。
そして到着してからもゆっくりと鰻待ち。

老舗とはいえお店は綺麗で、3階建てで大きな座敷にテーブルがいくつもならぶ大箱。変わり種メニューもあり、鰻の甘露煮と静岡の銘酒「磯自慢」を注文。鰻重は1匹、1匹半、2匹を選べるが、1匹(4400円)をお願いする。

すぐさまに甘露煮とお酒が登場。初めて食べる鰻の甘露煮。柔らか温かい甘さが口の中いっぱいに広がる。そこをキレのいい磯自慢で〆る。甘い中の苦みを想像していたが、そんなことはなくて甘さがいっぱい。刻み生姜が合う。

そして注文から待つこと15分ほどで真打登場。
江戸時代から続く桜屋のタレは「かるみ」と表現するらしいのだが、その名の通りサラッとした甘さをひかえた馴染みやすい味で上品。表面もいい焦げ目がついていて、柔らかすぎずでいい塩梅の静岡東側鰻。
ただ、ご飯が多いのと、水分多めでもっちりとしているので、ご飯ももっと軽めでいいかなぁと思ったりはする。

と、小旅行がてら三島鰻を堪能。
海あり山あり酒ありの静岡は品よく食い意地を満たせるところだ。


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★★★☆☆ おいしいお店!
楽:仲間でわいわい鰻

2020/03/22

近隣のおすすめスポット

楽寿園

三島駅と桜屋の間に位置する名勝「楽寿園」。ここを歩くのがよい。ただこの日の池は渇水。月のクレータのようなゴツゴツが逆に風変り。

楽寿園 池

楽寿園 池

九州の鰻を初めて堪能

うなぎの末よしその他

(九州鰻旅その1 鹿児島編)
九州食道楽の旅。まずはウナギ養殖のメッカ鹿児島の鰻を喰らおうと到着早々に「うなぎの末よし」へ足を運ぶ。果たして九州の鰻はどのようなものか?九州鰻はど素人、初の体験に旨膨らむ。

鹿児島市の繁華街天文館にある「末よし」は商店街の中にある鰻屋。1階は3人の店員さんが活気よく動き回っていて雰囲気がいい。お客さんも満足そうな表情をみなしている。庶民的であたたかいお店だ。
メニューを見ると、うな重とうな丼があり、それぞれが濃いタレ、薄いタレととある。ここは濃いタレのうな重の松(2760円)を注文。すると10分ほどで鰻登場。

初の九州鰻は2段のお重で登場。ご飯の段と鰻の段のセパレート方式。なるほど、この別れ方は初めてだ。さて、お味は。

コッテリあま~い。背開きの蒸してからの焼きの関東風。鹿児島は関東風文化なのであろうか。そして肝吸いではなくて、肝味噌汁。これも新鮮だ。味噌汁も甘め。

薩摩の味は甘い味の文化なのだろうか。
初の九州鰻、味が濃くっていい。名古屋鰻に近いものがある。
幸先の良い九州旅のスタート。

2018/12/30

近隣のおすすめスポット

薩摩切子ギャラリーショップ

薩摩切子 ギャラリー薩摩切子という江戸切子から派生した切子グラスがある。風変りなエメラルドグリーン、イエローなどの色鮮やかなグラスに加えて、持った時の感触もゴツゴツとしていて持ち心地がいい。「欲しい~」と思いつつも、お値段もそこそこにするので断念。お金持ちになってから再訪することにしよう。 観光名所「仙巌園」の隣にある薩摩切子工房では、つくっている様子を見学することができる。

初体験、せいろ蒸し

元祖本吉屋その他

(九州鰻旅その2 福岡 柳川編①)
九州の鰻と言えば、せいろ蒸し。せいろ蒸しの鰻を食べるために柳川へ。柳川の街は鰻の街だ。駅の観光案内所で"うなぎめしマップ"をもらう。こんな素敵な街は他にない。

さて、さっそく鰻をいただきましょう。駅から「元祖本吉屋」まで歩く。趣のある店構え。
引き戸を開けると2階に広間に通されて、さっそく「特せいろ蒸し(4100円)」を注文。提供までは蒸し時間がかかるので少し時間がかかるとのことで、ビールを飲みながら待つことに。

期待感が高まること30分ほどで鰻登場。すいていた広間も今では満席だ。

せいろ蒸し初体験なので勢いよく頬張る。鰻とご飯の一体感。ホックホクの熱さが口の中に広がる。「熱い!」鰻の香りとタレがしみ込んだご飯と鰻の連携プレイ。江戸前鰻とはまったく異なる鰻だ。鰻の脂は落とされていている分、ご飯に味が染み込み、おこわに近いようなご飯だ。これはオニギリにしてもいけるに違いない。(そしたら豪華なオニギリだ。)

「これがせいろ蒸しか!」
と、興奮。

一食だけで、せいろ蒸しを語るべからず。
さあ、今日は柳川に泊まってまだまだ行こう。
 

2018/12/30

近隣のおすすめスポット

夜明茶屋
柳川は有明の海と面しており、有明の海の幸が味わえる。ここ夜明茶屋では、有明を代表する魚を食べさせてくれる。 ちなみにこの日の実食は以下。

・クチゴソ姿づくり
 →絶品な甘い白身魚 初めて食べた

・むつごろう ワラスボ 姿づくり
 →グロいが肉質がうまい

・生海苔の刺し身
 →主張の強い箸休め

・ワケノシンノス (イソギンチャク)の唐揚げ
 →ちょっと脂が強い

・ズボ酒 燗 (ワラスボのヒレ酒風)
 →ダシがきいいてる旨い燗

ぜひここは一杯やりたいところ。隣町に若波酒造があるということで寿限無 純米吟醸と合わせる。有明海の幸はグロテスクならがうまい。聞くところによると、干潟には栄養分が多いため、地を這う魚がうまいとのこと。なるほど。

クチゴソ姿づくり

むつごろう ワラスボ 姿づくりズボ酒 燗 (ワラスボのヒレ酒風)

 

 

江戸時代からつづく老舗のせいろ蒸し

若松屋その他

(九州鰻旅その3 福岡 柳川編②)
「一食だけで、せいろ蒸しを語るべからず。」ということで、柳川の地に宿泊して連日のせいろ蒸し。江戸時代から続く老舗「若松屋」へ。

柳川は水路の街でもあり、川下りで水路を楽しむことができる。船頭さんとの会話を楽しみながらワンカップをやるのも酔狂だ。そんな川下りの終着点の「御花前」は立花宗茂・誾千代時代からの歴史を継承する地。その御花前近くに、老舗「若松屋」はある。

1番の驚きは、老舗でありながら今の時代に対応したお店の仕組になっていること。観光地である柳川は、中国、韓国、台湾からの観光客が多いため、整理券発行機や写真メニューなど、日本語がわからなくても楽しめるように工夫がされている。これには頭が下がる。

眺めのいい2階席に通されて、上せいろ蒸し(3365円)を注文。すると、5分ほどで鰻が出てくる。早い。どのような仕組みになっているのか、せいろ蒸しは想像がつかず。さてお味は。

やはり、鰻とご飯の一体感。全体野球。
「ご飯は鰻のため、鰻はご飯のため」
これがせいろ蒸し鰻の神髄か?

2018/12/30

近隣のおすすめスポット

柳川川下り

柳川 川下り柳川は水路の街。自然の川とお堀の水路を1時間ほどかけて下る。冬は寒いので船にコタツがあり、ワンカップ片手に下るのが酔狂というもの。船頭さんが博多弁でやさしく話しをしてくれるし、時には美声の歌も披露。立花宗茂・誾千代時代から続く歴史ある水路に赴きを感じながら、船から買い物ができる茶屋や、うなぎ供養碑に手を合わせるのもいい。

タモさんが絶賛という噂の鰻屋

博多名代 吉塚うなぎ屋その他

(九州鰻旅その4 福岡 博多編)
九州鰻はせいろ蒸しだけではない。「博多名代 吉塚うなぎ屋」へ。ここのお店はタモさんが絶賛という鰻屋で明治6年創業の老舗。期待が高まる。やや観光地化しているようで、中国、韓国、台湾からのお客さんが多い。様々な言葉が飛び交う。

メニューは鰻の量の違いとのことなので、たくさん食べるべく「特うな重(4300円)」を注文。すると、すぐに鰻のタレが平皿で出てくる。また新たなものに出会った。タレは別のようだ。待つこと15分ほどで鰻重の登場。

やはり2段積みで、ご飯の段と鰻の段が別れている。鹿児島での鰻もそうだったが、これが九州の鰻重か。2段重は並べ方に困る。ご飯のお重、鰻のお重、タレの平皿、香の物、お吸い物、どのように並べるといいのか。。。。

さっそくお重の蓋を開けると、肉厚たっぷりの立派な鰻。食べる前からうまいことがわかる。腹開き地焼きの関西風。口に入れると肉厚たっぷり、甘めの濃厚味。

これはタモさんじゃなくても絶賛間違いない。
 

2018/12/30

岡谷へ初上陸

濱丑その他

(岡谷編)
鰻の街、岡谷へ初上陸。岡谷は鰻屋が多く「鰻の街」として打ち出しがされている。天竜川の水源にあたるこの地域は古くから鰻が獲れて、鰻の街として発展してきた(というのはいささか大袈裟な表現か)。今では鰻は獲れなくなっているが、鰻文化は健在だ。関東風、関西風の境目でもある。
境目といえば、岡谷より南方の静岡県浜松が東海道での境目だ。北へいったら新潟のどこかが境目なのだろうか。

初の岡谷は、濱丑川魚店へ訪問。夏の暑い日に、駅から15分ほどの歩きはさすがに汗だくで、鰻欲がもりもりと膨らむ。ここのお店は鰻だけではなく、川魚料理もある。入口ではお持ち帰りように、つくだ煮やワカサギの唐揚が売っている。塩味と醤油味があるが、塩味がビールのつまみにはいい。

お店の中はテーブル席と小上がり。小上がりに通されて、とりあえずビール。夏の暑さにキリっと爽快。鰻を待つこと40分ほど。

さて、お味は。

肉厚いっぱいのプリップリ。背開きの地焼。関東風と関西風のあいの子だが、タレが甘い~。このプリプリ感と甘いタレが岡谷鰻の特徴とみた。東京の関西風鰻で甘いタレのお店があるが、あれは岡谷の流れなのかもしれない。

さあ、ワカサギ唐揚げを買って帰路につこう。
他の岡谷鰻も探訪せねば。


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★★★☆☆ おいしいお店!        
粋:鰻の前にお酒を一杯

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

うなぎのまち岡谷

町自体が鰻をバックアップ。こんな素晴らしい町は他にない。