名言がある。「うなぎは、食べたくなったときが、食べごろ」。これは神田きくかわの言葉。 つまり毎日が食べごろなわけ(笑)。
「開けてびっくり玉手箱」ならず「開けてびっくり鰻箱」といえば、神田きくかわ。お重の蓋を開けると、そこには尾っぽが折れ曲がった大きな鰻。上野毛、日比谷、御殿場に展開する本店が、ここ神田。上野毛店には何度も通っているが、神田店へは初。昭和22年創業の伝統のあるお店。
この日は健康診断の帰り道。お昼抜きで16時ごろの訪問。健康診断前数日間の小市民的な禁欲を解いて、とりあえずビールとキャベジン。ここでのキャベジンは胃腸薬ではなくて、キャベツの浅漬け。
そして鰻重の注文。 夜は呑みの予定があるので、小ぶりの鰻にしておく。折れ曲がり鰻は持ち越しだ。
10分ほどで鰻登場。
醤油味のきいたタレ、おいしい鰻だ。 上野毛店と味は同じだろうか、こころなしか違う気がするが、これは店の雰囲気かもしれない。
神田店の1階はテーブル6卓の庶民的な窮屈感のあるお店。上野毛店の方が風情がある。