うまい鰻屋に出会えた。
関内にある明治43年創業の老舗「横濱八十八」へ初訪問。焼き加減よし・コメ加減よし・タレ加減よしの3秒子揃った大満足の鰻重。酒の肴に注文した鰻の煮こごりも口の中で溶ろけてお酒とバッチリ。満足度に上限無し。
お店は大正ロマンな雰囲気で、ラグが敷かれた上にレトロ調なテーブルと椅子。江戸前というよりはハイカラという言葉が似合う。横浜の老舗というイメージに合う鰻屋だ。
まわりのお客様もみなさまお昼からお酒をたしなんでいるご様子。どことなくハイソなところがあるが気取っているわけではなく、店員さんもあたたかい。
この日の注文は鰻重月丁と、鰻の煮こごり、日本酒は西の関。
煮こごりのあるお店にハズレ無し。焼かれた鰻が入っていて香ばしさが閉じ込められたた煮こごりは、天然の甘さと旨味が凝縮、日本酒と合わせてうまさ倍増。
西の関は、日本名門酒会のうなぎに合う酒として殿堂入りしているお酒。ベタな合わせ方だが、王道を用意できることにも納得。
そして待つこと30分で真打登場。
これはうまいよ。また来ちゃう。申し分ない。
横浜の銘店ここにあり。
※コロナ対策で入店時の消毒はもちろんのこと、着席と同時にマスク置きを差し出してくれる気遣いもうれしい。コロナ状況下、鰻屋さんへエールを。