見た目のインパクトも抜群な一本鰻。見た目だけでなくてお味もいい。
鰻のサイズに合わせた信楽焼の器も圧巻。
名古屋の鰻屋が今年9月に田町へやってきた。名古屋のお店は気になっていたものの、行ったことがなかったので田町のお店へ行ってみることに。本拠地の味を先に味わいたいのだけれども、鰻欲には勝てず。。
お店は綺麗で明るく、調理場が見えるライブキッチン。カウンターに座ると目の前が焼き場なので、お酒を飲みなながら職人が鰻を焼くところを間近で見られる。
この日の注文は、一本重(4980円)とうざく、お酒は写楽をグラスで。
最初はきも焼きを注文したのだが、きも焼きは提供タイミングがお重と同じになってしまうとのことで、うざくへ変更。お店の若いお姉さんが注文時にお酒を呑みながら待つのであればと教えてくれた。とても気がきく、よくわかっていらっしゃる。
しかもこのうざくが大当たり。
関東のうざくとは違って地焼き鰻を使っているのでパリッとしていて香ばしい。思わず笑みがこぼれる。うざくは地焼に限る。是非食べていただきたい逸品だ。さらには派手な風味の写楽とは力強い同士でいい組み合わせ。
そしてお酒を呑みながらガラス越しに焼き場を眺めていると、自分の鰻が焼かれているのがわかる。腹開きの地焼き。職人さんが炭の位置を動かして火の強さを変えながら、うちわで仰ぐ。そしてご飯の上に乗せられてお重の完成、あれが運ばれてくるに違いない。
そう、まさに。真打登場。
小ぶりのお茶碗も一緒に出される。一本鰻を少しづつお茶碗へ入れて食べるようだ。
口の中へ入れるとパリッとしててフワッともしてて、名古屋的な濃いめの味。ご飯はふっくらしているが名古屋鰻にはこれくらいのもっちり感のあるご飯が合う。
見た目よし、味よし、そして人もよし。
いいお店だ。