メインコンテンツに移動

鰻屋探訪記(大塚・巣鴨・駒込・赤羽エリア)

共水うなぎに山葵をのせて

大塚 うなぎ宮川大塚・巣鴨・駒込・赤羽

共水うなぎにすりおろした山葵を乗せて食べる。鰻の脂を上品な山葵が落ち着けてくれる。ほっぺが落ちそう。

大塚から歩いて5分ほどのところに明治から続く老舗鰻屋がある。築地の宮川本廛から「宮川」の名前での暖簾分け第一号店で、現在の4代目店主まで代々家族経営らしい。

このお店の推しは、共水うなぎ。いわずとしれた静岡の焼津が誇るブランド鰻。少々値は張るが1匹分の共水うなぎのお重を注文(5800円也)。そして酒と肴の注文をしようとしたところ、「焼くのに時間がかかるから、先にお重だけ注文を通して来ますね。」と店員さんは奥へ。
鰻を待つのは楽しみでもあるのでまったく気にしないのだが、その心遣いが微笑ましい。

さて、メニューを見ると、「うなぎ西京焼き」「うなぎ一夜干し」と変わり肴がある。とても気になる、間違いなくこれだ。しかしながら、この2つは要予約。。。。
ヒレ焼きなら大丈夫とのことで、ヒレ焼きと辨天娘の生酛をお燗で。そして香の物を先に出してもらう。

辨天娘のお燗は琥珀色で芳醇な香り。見た目のとおりガッシリとした円熟な味わい。
ヒレ焼きは、ふっくらと巻き上げられてトロトロ、そしてヒレ独特のねっとり感。どちらも濃厚な味で絡み合う。鰻を待つ間の至福なひととき。

そして真打登場。
共水うなぎのお重。横には山葵。共水うなぎに合わせる静岡の山葵とのことで、目の前ですりおろしてくれる。ひつまぶしの薬味の要領らしいが、お重で山葵合わせは初めての体験。

鰻はやわらかい焼き具合で、脂のノリもいい。そこに山葵が付き添って。うまいな~。たまらん。

山葵が付くのは共水うなぎだけらしいのでご注意。


-----
★★★★☆ 名店!また行く!!
創:個性的な輝き

2020/02/02

近隣のおすすめスポット

大塚天祖神社

鎌倉時代から続いているらしい天照大神を祀った神社なのだが、参道が魚屋、八百屋、飲み屋といった庶民的な商店街。そのギャップが大塚らしくていい。おいしそうな魚が路面に並んでいる。

天祖神社参道の商店街

飲み屋街にある本格派の鰻屋

川栄大塚・巣鴨・駒込・赤羽

昼間から呑める飲み屋街に、鰻とほろほろ鳥を扱う本格派の鰻屋がある。過去に2回ほど満員で入れなかったことがあるので、今回は3度目の正直、開店の11:30にお店に到着して無事に入店。
入口で注文する鰻の種類を先に聞かれる。数に限りがあるからであろう。この日は愛知県産の青鰻があるとのこと、4700円、ちょっとお高いが、目の前に青鰻があるならば見逃すわけにはいかない。

奥の席に通されると、そこはテーブル5卓の小さな箱、壁には著名人の色紙が並ぶ。「味は人なり (吉田類)」、なるほど、確かに。

さて、今回の注文は、ほろほろ鳥のたたきとお刺身を盛り合わせた「合わせ盛り」、吉乃川 越後純米酒、青鰻の鰻重。

さっそく合わせ盛りとお酒が登場。たたきはニンニク醤油、刺身はわさび醤油とのこと。
まずは刺身から。ほんのり甘い、脂身は少ないにも関わらず口の中で溶けるように柔らかい。これはいける、ただ、お酒は辛口の吉乃川ではなく、もっとまるみのあるお酒の方が相性がいいだろう。
そして、たたき。香ばしくてしっかり味、ニンニク醤油とからまってワイルドな味、吉乃川との相性もバッチリ。

真打登場の前に、山場が来てしまったのではないかと思うほどだ。お新香を先に出してもらって口内と気持ちを整える。

さて、満を持して鰻重登場。
綺麗な焼き色が食欲を高める。
香ばしくて柔らかく、口の中に鰻とタレの味が広がる。たまらない。飲み屋街の中で、これほどに本格的な鰻を提供してくれるのは驚きでもある。食べる手が止まらない。

鳥も鰻も満足度が高い。欲張りで贅沢ななひとときだ。


-----
★★★★☆ 名店!また行く!!
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2019/11/03

近隣のおすすめスポット

丸健水産

昼から呑める飲み屋街を象徴するお店。おでんとワンカップ。それを路上で立ち飲み。シンプルながらにおいしいおでん。
特徴的なのは「だし割り」。ワンカップを半分飲んだところへおでんの出汁を入れる。そして七味で味を整える。
丸健水産
正直、そのままの方がおいしいが、旅行気分で郷に入るのもいい。

ヤツメウナギを肴に鰻重を待つ

八ツ目や にしむら大塚・巣鴨・駒込・赤羽

ご年配の喧騒があふれる店内。生命力いっぱいの街の力強さが店内にも入り込んでいる。これが巣鴨の力。大正から続く老舗の鰻屋が巣鴨地蔵通り商店街にがある。

土曜日のお昼、お店の前は行列。1階は焼き場、2階3階が食事処となっているので、並びながら焼き場を眺める。汗まみれになりながらパタパタとうちわを操る職人の姿がお客さんを魅了する。
30分ほど並んで2階へ通される。

席に着くと早速注文。鰻重の上(3700円)と八ツ目の短冊、そして菊正宗の冷や。 この店は店名のとおり、ヤツメウナギを扱う珍しいお店だ。ヤツメウナギのルックスはウナギのような形態なのでウナギと名前が付いてはいるものの、ウナギとは別種で魚でもない。大きな吸盤口のグロテスクな生き物だ。ここのお店はヤツメウナギのお重もあるのだが、あくまでもメインは鰻。八ツ目は酒の肴にさせてもらう。

待つことしばし、八ツ目の串が登場。
焼かれると見た目も鰻と違うのがわかる。食感も鰻とは異なり筋肉質で噛みごたえがある。魚というより肉に近い。魚ではないから当然か。酒のあてとして十分楽しめる。滋養強壮、エネルギーが溢れる気になる味だ。

そして50分ほどで真打登場。本日は混んでいるので時間がかかっているとのこと。

綺麗に焼かれている。鰻はアッサリしているものの、タレがコッテリ。肉厚があって脂ののりのいい鰻ではないが、鰻にはベストマッチのやや硬めのパラパラご飯、焼き具合のよさ、うまい。
このお店で老人が元気になるはずだ。

店内は年配の方々の笑い声であふれている。まるでドリフのコント笑い。巣鴨で愛されて活気のある鰻屋だ。


---
★★★★☆ 名店!また行く!!
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2019/07/15