「これでもか」というほどに鰻が乗っている。隣の席では「冗談でしょ?」という声もあがっている。鰻の下にも鰻が隠れているので2尾以上、贅沢なうな重だ。
新小岩駅から歩いて20分ほど、バスを使う方が得策か、江戸川区役所の裏を抜けた住宅街、家屋の1階にうなぎ和友はある。これぞ街鰻。期待感が高まる。
民家のつくりなのでお店の中は縦長で6席ほどのテーブルが並ぶ。厨房の奥では鰻を焼く親父さんの背中が見える。席に着いて早々にうな重(4300円也)を注文。すると10分ほどでうな重の登場。
おっ、鰻が蓋からはみ出している。蓋が締まらない規格外のうな重。
そして蓋を開けると、鰻がびっしりと敷き詰められていて、ウナギじゅうたん。しかもこぼれないように折り曲げられ、屈葬か。安らかにいただきます。
食べても食べても鰻が目の前から消えることは無い。なんて幸せなことか。
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★★☆☆☆ まずまずのお店
創:個性的な輝き
鰻屋探訪記(両国・錦糸町・小岩エリア)
「冗談でしょ?」てんこ盛り鰻を喰らう
うなぎ和友両国・錦糸町・小岩近隣のおすすめスポット
新小岩ルミエール商店街
賑わいのある駅前の商店街。飲み屋や喫茶店もあれば、お惣菜や焼き鳥、品揃えのよい酒屋さんもある。しかしながら商店街のホームページは商店街の雰囲気と全く逆だ。わいわいがやがやのテンション上がる商店街です。
ここは何屋だ?でも名店なのは間違いない
八べえ両国・錦糸町・小岩鰻屋としては邪道じゃないかな~~。でもまた行きたくなるお店だし、鰻の味は本格派だ。
亀戸天神の目の前にある鰻屋。店の前には手作りの写真メニュー看板や、鮮やかな"のぼり"が何本も立ち、賑やかな鰻屋なのがわかる。少なくとも高級感のある鰻屋ではない。
お店の中はカウンター4席とお座敷。この日はお座敷に通してもらう。土曜日の12時前、比較的空いていて落ち着いて食べられそうだ。
メディアでも取り上げられることが多いお店で、変わりメニューがいくつかある。「うなぎラーメン」「うなぎまぜそば」が話題にもなったりする。その他にもメニュー豊富で、呑みの肴にはぴったりの刺身が豊富、鰍やどじょうの唐揚、モツ焼きなどもあり、中には、だちょう、ワニ、カンガルー、ラクダの肉料理もある。
「いったいここは何屋だ?」とはなるが、あくまでもメインは鰻。この日は鰻を楽しむ。
着席早々に鰻重の特々上(3100円)を注文。そして鰻を待つ間にと「鰻の酒盗」と「墨廼江(すみのえ)のひやおろし」をお願いする。
”鰻の酒盗”とは珍しい、初めての出会い。自家製の肝の塩辛になるが、女将さんが「ウズラの黄身を乗せてマイルドにできますよ」と丁寧に教えてくれるものの、お酒と合わすためにそのままのものを注文をする。そして、お酒と酒盗の登場。お通しにはアジの唐揚が付く。揚げたてだ。これもうれしい。
キレのいいスッキリ辛口のお酒の味を確かめてから、酒盗をつまむ。うーんまさに酒が呑みたくなるうまさ。しょっぱいのは当然なのだが、まさに酒を盗む味。そしてお酒をからめる。まさに至福なお昼。
そして15分ほどで真打登場。さてお味は。
甘さの強い鰻重だ。甘みのきいたタレにパラパラのご飯。メニューが豊富過ぎるので、鰻の味を疑っていたが、本格的な鰻重だ。呑みメニューが豊富な鰻屋らしく、呑んだ後に食べる鰻重としてはぴったりの甘さだろう。
興味を惹かれるメニューばかりの「八べえ」。次は何を肴にしようか、と考えるのが楽しい。
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★★★★☆ 名店!また行く!!
粋:鰻の前にお酒を一杯
店名とはギャップがあるお店
鰻禅両国・錦糸町・小岩名前がいい。「鰻禅」。わびとさびがにじみ出て、穏やかな落ち着きを連想させる。評判もとてもよく、「関東一だ」という意見も聞く。行く前から期待値いっぱいだ。
お店へ入ると、店名とは裏腹に庶民的でノスタルジック。カウンターへ腰を下ろす。カウンター6席、テーブル2席の手狭なお店だ。(座敷もあるあらしい。)
メニューはシンプル。うな重の特上を注文すると、15分ほどで鰻登場。
さて、お味は。
うまい。確かにうまい。ただ、前評判で期待値ハードルがあがっていたため、そこまでの感動はなく。。。。
いかにも関東風らしいうな重で、フワトロ系。フワトロ系といえば尾花を思い浮かべるが、そこまで極端ではなく、ほどよい関東鰻だ。
先入観は持たずに行こうと戒めの日。
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★★★☆☆ おいしいお店!
衆:気軽に立ち寄れる鰻