東京は四ツ木。都心からやや外れた地に魚政はある。「魚政以外にこの街は何があるのだろう?」と思わせるところだ。
坂東太郎を使用した鰻専門店。お店のつくりは街の鰻屋さんといえる普通の飲食店、むしろ町の食堂と言ってもよいくらいだ。
鰻が出てくるまで待ち時間があるので、ビールを一杯。肴は”鰻ボーン”こと骨せんべいと肝、それと、ごぼうの醤油漬け。肝は茹でているのだろうか、さっぱりとしていておいしい。醤油漬けは甘味の効いたうまみに頬が落ちそうになる。この待ち時間が鰻屋の醍醐味だ。至福の時間。
さてさて40分ほどで鰻登場。お味は。
「そういえば、鰻の蒲焼は焼き魚だった」。初めて意識させられた味覚。これまで鰻重を食べていて、鰻を焼き魚と感じたことはない。でも、蒲焼は焼き魚の一種なのだと、ここ魚政で初めて感じた。肉厚がしっかりしていて、ホックリとした白身で表面はよく焼けている。おもしろい。
これは好みが分かれるだろう。是非ご賞味を。
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★★★☆☆ おいしいお店!
創:個性的な輝き
鰻屋探訪記(千住・綾瀬・葛飾エリア)
蒲焼は焼き魚の一種
魚政千住・綾瀬・葛飾
2018/07/11
トロトロ鰻の超有名店
尾花千住・綾瀬・葛飾「東の尾花、西の野田岩」と言われるほどの名店。明治初期に創業の鰻屋、フワトロ鰻の最高峰だ。
南千住駅から線路沿いを歩いて5分ほど、大きく「うなぎ 尾花」と毛筆でかかれた暖簾が目印。
訪問した日がGWだったために行列。
待つこと1時間、ゆっくりと腰を落ち着けてビールで鰻待ち。
お味のほどは。
肉厚のある身が、フワッフワでトロトロ。ちょっと甘め。さすがだ。野田岩とは対照的。
この違い、ぜひとも味比べを。
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★★★☆☆ おいしいお店!
楽:仲間でわいわい鰻
2018/07/01