メインコンテンツに移動

鰻屋探訪記(上野・浅草・日暮里エリア)

地酒が充実、関東焼・関西焼も楽しめる

稲毛屋上野・浅草・日暮里

地酒が充実している鰻屋だ。本日のおすすめ日本酒(280円)というのがあるから昼から呑んでしまう。

西日暮里から5分ほど歩いた道灌山にある「稲毛屋」。店内は熊手、招き猫、信楽焼たぬき、酒蔵の前掛けなどが飾られた居酒屋風の鰻屋だが、しっかりとした鰻が味わえる。
カウンター席に着いてお酒メニューを見ていると、早々に「本日のおすすめ酒はどうですか?」と青年が声をかけてくれる。ラベルが華やかな「三芳菊」。呑んだことのないお酒なのでそれをお願いする。そして肴は「肝わさ」、合わせて鰻重(特)(4200円)の関西風を注文する。ここのお店は関東風と関西風が選べる貴重なお店だ。

本日のおすすめ酒は280円(半合ほど)と良心的なサービスが気持ちいい。待つことしばし、肝わさの登場。お通しは昆布。どちらもおいしそーぅ。まずは、肝わさとお酒。しっとりと落ち着いた味ではあるが、少し癖を残した大人の味。いい肴だ。三芳菊も旨い。甘めの味がしっかりしていて肝わさとピッタリ合う。昆布もいける。いいお店だ。

そして真打、鰻重の登場。背開きの地焼。地焼ではあるものの、カリカリの香ばしさではなく、しっかりとした肉厚が強調された焼き方だ。タレも濃すぎず、薄すぎずのバランス。思わず「うーん、旨い。」これもいい。

さらには驚きは香の物の豪華さ。鰻重を食べた後に、香の物でもう1杯「育子の酒」。「お重を食べた後に一杯やるか?」と自分へツッコミながらも心地よいのお昼鰻。


----
★★★★☆ 名店!また行く!!        
粋:鰻の前にお酒を一杯

2019/02/01

近隣のおすすめスポット

ファーブル昆虫館 「虫の詩人の館」

ファーブル昆虫館 「虫の詩人の館」 ファーブル昆虫館 「虫の詩人の館」標本

ファーブル昆虫記。フンコロガシのイメージが強い懐かしい響き。ファーブルに敬意をしめした展示館が住宅街にある。広くはないが、昆虫の標本や、ファーブルの自宅再現展示などがあり、散歩がてら立ち寄ってみるにはおもしろい。土日しか空いていないので注意。

まさに職人の技

のだや 上野・浅草・日暮里

メディアでも取り上げられることが多い「のだや」。それもそのはず、関東近郊の有名鰻料理店に職人を紹介している『野田屋東庖会』直営店で、関東鰻職人総本家の当主自らが料理長。つまり鰻職人の総本家。料理長は体調を崩していたようだが、無事に復帰とのこと。

このお店の良さは、職人気質でありながらも新たなメニューへの挑戦も続けていているところ。うな重と白焼きとセットにして食べ比べができたり、肝とうまきをお重に並べたり、ひつまぶしなどの違う食べ方も。鰻の種類もブランド鰻の共水うなぎや、独自のブランド鰻「わしょう」を用意したり、一品料理も豊富だったりと、攻めの姿勢が気持ちいい。

この日はお昼の早めに行ったつもりが、お店の前で1組がウェイティング。お客さん整備の店員さんが外にいるので、「どこの鰻屋がおいしいか?」と鰻談義をして入場待ち。そうこうしている間に入店。

店内はテーブル席が並び、綺麗で清潔。
初訪問なので注文はオーソドックスに鰻重を。

隣の席に目をやると、お爺さんが長焼きで日本酒をチビチビとやっている。このスタイルに憧れる。年を重ねたら、こういう楽しみをしたいものだ。まだまだ米と鰻を合わせてもらう若輩者、精進できれば。

待つこと30分ほど。さてお味は。

重箱を開けると綺麗な焼き色が広がっている。職人技だ。「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」とはよく言ったものだ。まさにこの言葉を思い起こす焼き。タレは辛め、身のフワフワ感もほどよく、関東鰻の王道の極みがわかる。

見て楽しむこともできる鰻。これができるのは「野田岩」か「のだや」だ。名前も似ている。どちらも名店。


-----
★★★★☆ 名店!また行く!!        
粋:鰻の前にお酒を一杯

2018/07/11

近隣のおすすめスポット

入谷鬼子母神(真源寺)

入谷鬼子母神安産・子育ての神、鬼子母神。

その昔、鬼子母神は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれていた。お釈迦さまが戒めた後、お釈迦様に帰依し、安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされている。

ちなみに、鬼子母神は、ここ真源寺だけでなく、雑司が谷の法明寺鬼子母神堂、千葉県市川市の遠寿院(法華経寺塔頭)の鬼子母神が有名。 鬼子母神と言えば、京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を思い起こす。その舞台は雑司ヶ谷。

江戸から続くが洋館風の鰻屋

やっこ上野・浅草・日暮里

大正ロマン。そんな言葉が似合う鰻屋だ。浅草に200年以上前からある老舗鰻屋。勝海舟、ジョン万次郎が訪れていたり、夏目漱石の小説にも登場する。江戸時代からある老舗だ。とはいえ、浅草の老舗というイメージは全くなく、明治から大正にかけての洋館の雰囲気が残っている。

このお店には、うなぎハムという珍味がある。まずはこれを頼むべし。ビールとうなぎハムで鰻待ち。想像しずらかったうなぎハムはさっぱりとしていて、これまた洋風。

注文してから10分ほどで鰻登場。早い。老舗としてはやや興醒め。お味も感激とはならず、オーソドックスな鰻。

味よりも歴史と浪漫を感じるお店だろう。

 


-----
★★☆☆☆ まずまずのお店        
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2018/07/07

江戸時代の鰻番付にも載る浅草の老舗

前川上野・浅草・日暮里

江戸の後期には、番付が流行っていた。

番付といえば相撲を思い浮かべるが、当時は何でも番付をつけて格付けをしたらしい。歌舞伎役者・落語家・講釈師といった芸能関係から、山・川・名所旧跡・温泉など。もちろん鰻屋番付もある。 ここ前川は、江戸の鰻番付にも載っている老舗だ。

入口をガラガラっと開けてお店に入ると広い玄関で気持ちよく女将がお出迎え。旅館の風情がある。 靴を脱いで2階へ上がり、襖を開けると、そこには隅田川が窓一面。アサヒビール本社まで見える。見晴らしがいい。

鰻の待ち時間は20分ほど。 やわらかく、しっかりとした味。江戸の時代からこの味なのだろうか。 いつか、ここで隅田川の花火を見ながら鰻を食したい。

-----
★★★☆☆ おいしいお店!
楽:仲間でわいわい鰻

2018/05/05