メインコンテンツに移動

鰻屋探訪記

青うなぎがが旨い、絶品

うなぎ流木町田・稲城・多摩

大きな肝焼きの卵黄添えに日本酒を合わせながら鰻重の出来上がりを待つ。ここのお店の鰻は「青うなぎ」。良質鰻の代名詞ともいえる深緑色した鰻。それがここで味わえる。

神奈川県淵野辺駅から歩くこと20分、住宅地にたたずむ一軒家の鰻屋。お店の中はゆったりとしたつくりで喧騒を忘れられる。郊外ならではの店のつくりだ。心地よい。

メニューには、酒の肴にぴったりの鰻の一品料理がずらり。「割きたての肝焼き」「割きたての肝わさび」「うなぎのひれ揚げ」「かぶと南蛮漬け」「うなぎの骨」、、、、迷うところだが、ここはお店一押しの「割きたての肝焼き」と日本酒の「くどき上手 純米大吟醸」の冷酒、そして上うな重(3800円)を注文。

少し焦げた香ばしさとともに肝焼きの登場。大きくて立派な肝が3つ。「立派ですね。」と思わず声が出る。3つあるのでまず最初はこのままいただく。肝の苦みがお酒とベストマッチ。次は卵黄をからめるてマイルド仕立て、そして山椒と卵黄が完成形。それぞれをくどき上手を合わせる。キレのいい山形の銘酒。コッテリとスッキリの組み合わせも爽快感があっていい。

そんな至福の時、真打登場。
お重いっぱいに広がる鰻、見た目から肉厚のよさがわかる。さてお味は。

見た目の肉厚とはうらはらに、とろけるような柔らかさ、頬が落ちそうな脂、さっぱりとしたタレ。甘さ控えめ、これは絶品。箸が止まらない。

聞くところによると、親方は小田原風祭の名店「友栄」で修行をされていたとか。どおりで青うなぎ、卵黄添え肝焼き。鰻重の見た目も友栄の流れを継ぐようにみえる。新たな町田の名店。

また来よう。次はかぶと南蛮漬けがいいかな。


---
★★★★★ 最高峰の味!!
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2019/04/01

お重からあふれ出る見事な”こぼれ鰻”

はいばら築地2号店築地・湾岸・お台場

シャチホコのような海老反り、いや鰻反り。お重の両端から尾っぽがはみ出す絶景。テンションが一気に上がる見事なお重。


築地から豊洲へ卸市場が移ったとはいえ、まだまだ築地場外市場は活気がある。あふれんばかりの人だかり。そんな中に「はいばら築地2号店」はある。1号店は路面店で、2号店が飲食のできるお店だ。通りからはガラス張りの焼き場がよく見える。

中に入ると大衆的なつくりでテーブルが並ぶ。外の喧騒とはうらはらに店内は落ち着いている。メニューはシンプルに鰻重(梅・竹・松)か、蒲焼・白焼きか。鰻重の松(4000円)を注文。竹と松は肝焼きが付いてくる。素晴らしい。
そして鰻を待ちましょう。期待が高まるひととき。

テーブルの上には山椒が。鰻屋としては珍しくミルで削るタイプだ。和歌山紀州の「ぶどう山椒」と言うらしい。これまた期待が高まる。

15分ほどで真打登場。
これが驚きの絶景。お重から両端ともはみ出している「こぼれ鰻」。当然ながら蓋は無い、乗せようがない。まわりのお客さんからも羨望の視線が集まる。さっそくミルで山椒挽き。いい香りがただよう。さあ、どこから食べればいいのだろうか。悩む。

真ん中から箸を入れる。贅沢だ。少し甘めながらもしっかりとした濃いめの味、山椒のピリリとあいからまって旨い。旨くてこのボリューム。

これはたまらん。


---
★★★★☆ 名店!また行く!!
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2019/03/10

近隣のおすすめスポット

築地場外市場

豊洲に卸市場が移ったとはいえ、活気は衰えず。食べ歩き・呑み歩きのできる街。

築地場外市場

ここは何屋だ?でも名店なのは間違いない

八べえ両国・錦糸町・小岩

鰻屋としては邪道じゃないかな~~。でもまた行きたくなるお店だし、鰻の味は本格派だ。

亀戸天神の目の前にある鰻屋。店の前には手作りの写真メニュー看板や、鮮やかな"のぼり"が何本も立ち、賑やかな鰻屋なのがわかる。少なくとも高級感のある鰻屋ではない。
お店の中はカウンター4席とお座敷。この日はお座敷に通してもらう。土曜日の12時前、比較的空いていて落ち着いて食べられそうだ。

メディアでも取り上げられることが多いお店で、変わりメニューがいくつかある。「うなぎラーメン」「うなぎまぜそば」が話題にもなったりする。その他にもメニュー豊富で、呑みの肴にはぴったりの刺身が豊富、鰍やどじょうの唐揚、モツ焼きなどもあり、中には、だちょう、ワニ、カンガルー、ラクダの肉料理もある。
「いったいここは何屋だ?」とはなるが、あくまでもメインは鰻。この日は鰻を楽しむ。
着席早々に鰻重の特々上(3100円)を注文。そして鰻を待つ間にと「鰻の酒盗」と「墨廼江(すみのえ)のひやおろし」をお願いする。

”鰻の酒盗”とは珍しい、初めての出会い。自家製の肝の塩辛になるが、女将さんが「ウズラの黄身を乗せてマイルドにできますよ」と丁寧に教えてくれるものの、お酒と合わすためにそのままのものを注文をする。そして、お酒と酒盗の登場。お通しにはアジの唐揚が付く。揚げたてだ。これもうれしい。

キレのいいスッキリ辛口のお酒の味を確かめてから、酒盗をつまむ。うーんまさに酒が呑みたくなるうまさ。しょっぱいのは当然なのだが、まさに酒を盗む味。そしてお酒をからめる。まさに至福なお昼。

そして15分ほどで真打登場。さてお味は。

甘さの強い鰻重だ。甘みのきいたタレにパラパラのご飯。メニューが豊富過ぎるので、鰻の味を疑っていたが、本格的な鰻重だ。呑みメニューが豊富な鰻屋らしく、呑んだ後に食べる鰻重としてはぴったりの甘さだろう。

興味を惹かれるメニューばかりの「八べえ」。次は何を肴にしようか、と考えるのが楽しい。


---
★★★★☆ 名店!また行く!!
粋:鰻の前にお酒を一杯

2019/02/21

近隣のおすすめスポット

亀戸天神社


訪問したのは2月の梅シーズン。きれいに梅が咲き並ぶ。スカイツリーの眺める銘スポットでもあるので、梅と鳥居とスカイツリー。絵になるスポットだ。

亀戸天神

地酒が充実、関東焼・関西焼も楽しめる

稲毛屋上野・浅草・日暮里

地酒が充実している鰻屋だ。本日のおすすめ日本酒(280円)というのがあるから昼から呑んでしまう。

西日暮里から5分ほど歩いた道灌山にある「稲毛屋」。店内は熊手、招き猫、信楽焼たぬき、酒蔵の前掛けなどが飾られた居酒屋風の鰻屋だが、しっかりとした鰻が味わえる。
カウンター席に着いてお酒メニューを見ていると、早々に「本日のおすすめ酒はどうですか?」と青年が声をかけてくれる。ラベルが華やかな「三芳菊」。呑んだことのないお酒なのでそれをお願いする。そして肴は「肝わさ」、合わせて鰻重(特)(4200円)の関西風を注文する。ここのお店は関東風と関西風が選べる貴重なお店だ。

本日のおすすめ酒は280円(半合ほど)と良心的なサービスが気持ちいい。待つことしばし、肝わさの登場。お通しは昆布。どちらもおいしそーぅ。まずは、肝わさとお酒。しっとりと落ち着いた味ではあるが、少し癖を残した大人の味。いい肴だ。三芳菊も旨い。甘めの味がしっかりしていて肝わさとピッタリ合う。昆布もいける。いいお店だ。

そして真打、鰻重の登場。背開きの地焼。地焼ではあるものの、カリカリの香ばしさではなく、しっかりとした肉厚が強調された焼き方だ。タレも濃すぎず、薄すぎずのバランス。思わず「うーん、旨い。」これもいい。

さらには驚きは香の物の豪華さ。鰻重を食べた後に、香の物でもう1杯「育子の酒」。「お重を食べた後に一杯やるか?」と自分へツッコミながらも心地よいのお昼鰻。


----
★★★★☆ 名店!また行く!!        
粋:鰻の前にお酒を一杯

2019/02/01

近隣のおすすめスポット

ファーブル昆虫館 「虫の詩人の館」

ファーブル昆虫館 「虫の詩人の館」 ファーブル昆虫館 「虫の詩人の館」標本

ファーブル昆虫記。フンコロガシのイメージが強い懐かしい響き。ファーブルに敬意をしめした展示館が住宅街にある。広くはないが、昆虫の標本や、ファーブルの自宅再現展示などがあり、散歩がてら立ち寄ってみるにはおもしろい。土日しか空いていないので注意。

「赤重(あかじゅう)」と名の付いた鰻重

寿々喜 大井・蒲田

このお店では上の鰻重に「赤重」という名前が付いてる。その由縁が気になりながら鰻屋探訪。「あかじゅう」と読むらしいのだが、なぜゆえに「赤重」?

今年の初鰻探訪は蒲田の寿々喜(すずき)。昭和20年ごろから蒲田にお店を構える銘店。1/5(土)の12時前にお店に到着するとすでに6人待ちの行列が。期待を膨らませて列に並ぶ。するとすぐさまに後ろにも行列が。新年早々から繁盛の人気店だ。

待つこと30分ほどで店内へ。1階はテーブル4席、小上がり4席、店内の貼り紙はセピア色、電話はピンク電話。年季の入った大衆居酒屋風で呑みながらのお客さんも多い。これは一杯やりながら待つしかない(笑)。ちなみに席は相席、左とん平似の先客は当然ながら一杯やっている。さあ、こちらも一杯やりますよ。

着席早々に注文。肝焼きをお願いすると、肝焼きは予約が必要とのこと。
(そうか、予約ができるのか。。。)
肝焼きは諦めて、すぐに出してもらえるという「板わさ」と「赤重(2590円)」を注文、そしてお重に付く香の物は、ビールと一緒に出してもらうようにお願いをする。

余談ではあるが、もともと香の物は鰻を焼いている間に一杯やる肴だったという話を聞いたことがある。だからこれが由緒ある鰻の待ち方だ。

板わさとお新香で至福の鰻待ち時間。お新香をたいらげると、お皿の底には店名と電話番号が。ここ電話番号を見てもどうしたらいいのか、、、、なぜここに電話番号?と思っていると鰻の登場。注文してから30分ほど。満を持してのほどよい待ち時間。

鰻がお重一面を埋め尽くし、やや焦げ目のついた焼き色が年季の入った大衆鰻屋の雰囲気を助長している。そしてその味も見た目通りの味。余分な脂は落とされて肉質の味を感じられ、ご飯の温度も申し分ない。うまい。

そして気になるなぜ「赤重」というのか?
お店を出る時に女将さんに尋ねると笑顔で回答をもらえた。

「重箱が赤いから」

2019/01/07

近隣のおすすめスポット

西六郷公園(タイヤ公園)
 

蒲田の街を散歩していると、気になる名前の川に遭遇。「呑川」。酒飲みの聖地?
ここはシン・ゴジラでゴジラが上陸した川のようだ。
呑川
 

 

 

 

 

そしてタイヤのゴジラを発見。

タイヤ公園

九州の鰻を初めて堪能

うなぎの末よしその他

(九州鰻旅その1 鹿児島編)
九州食道楽の旅。まずはウナギ養殖のメッカ鹿児島の鰻を喰らおうと到着早々に「うなぎの末よし」へ足を運ぶ。果たして九州の鰻はどのようなものか?九州鰻はど素人、初の体験に旨膨らむ。

鹿児島市の繁華街天文館にある「末よし」は商店街の中にある鰻屋。1階は3人の店員さんが活気よく動き回っていて雰囲気がいい。お客さんも満足そうな表情をみなしている。庶民的であたたかいお店だ。
メニューを見ると、うな重とうな丼があり、それぞれが濃いタレ、薄いタレととある。ここは濃いタレのうな重の松(2760円)を注文。すると10分ほどで鰻登場。

初の九州鰻は2段のお重で登場。ご飯の段と鰻の段のセパレート方式。なるほど、この別れ方は初めてだ。さて、お味は。

コッテリあま~い。背開きの蒸してからの焼きの関東風。鹿児島は関東風文化なのであろうか。そして肝吸いではなくて、肝味噌汁。これも新鮮だ。味噌汁も甘め。

薩摩の味は甘い味の文化なのだろうか。
初の九州鰻、味が濃くっていい。名古屋鰻に近いものがある。
幸先の良い九州旅のスタート。

2018/12/30

近隣のおすすめスポット

薩摩切子ギャラリーショップ

薩摩切子 ギャラリー薩摩切子という江戸切子から派生した切子グラスがある。風変りなエメラルドグリーン、イエローなどの色鮮やかなグラスに加えて、持った時の感触もゴツゴツとしていて持ち心地がいい。「欲しい~」と思いつつも、お値段もそこそこにするので断念。お金持ちになってから再訪することにしよう。 観光名所「仙巌園」の隣にある薩摩切子工房では、つくっている様子を見学することができる。

初体験、せいろ蒸し

元祖本吉屋その他

(九州鰻旅その2 福岡 柳川編①)
九州の鰻と言えば、せいろ蒸し。せいろ蒸しの鰻を食べるために柳川へ。柳川の街は鰻の街だ。駅の観光案内所で"うなぎめしマップ"をもらう。こんな素敵な街は他にない。

さて、さっそく鰻をいただきましょう。駅から「元祖本吉屋」まで歩く。趣のある店構え。
引き戸を開けると2階に広間に通されて、さっそく「特せいろ蒸し(4100円)」を注文。提供までは蒸し時間がかかるので少し時間がかかるとのことで、ビールを飲みながら待つことに。

期待感が高まること30分ほどで鰻登場。すいていた広間も今では満席だ。

せいろ蒸し初体験なので勢いよく頬張る。鰻とご飯の一体感。ホックホクの熱さが口の中に広がる。「熱い!」鰻の香りとタレがしみ込んだご飯と鰻の連携プレイ。江戸前鰻とはまったく異なる鰻だ。鰻の脂は落とされていている分、ご飯に味が染み込み、おこわに近いようなご飯だ。これはオニギリにしてもいけるに違いない。(そしたら豪華なオニギリだ。)

「これがせいろ蒸しか!」
と、興奮。

一食だけで、せいろ蒸しを語るべからず。
さあ、今日は柳川に泊まってまだまだ行こう。
 

2018/12/30

近隣のおすすめスポット

夜明茶屋
柳川は有明の海と面しており、有明の海の幸が味わえる。ここ夜明茶屋では、有明を代表する魚を食べさせてくれる。 ちなみにこの日の実食は以下。

・クチゴソ姿づくり
 →絶品な甘い白身魚 初めて食べた

・むつごろう ワラスボ 姿づくり
 →グロいが肉質がうまい

・生海苔の刺し身
 →主張の強い箸休め

・ワケノシンノス (イソギンチャク)の唐揚げ
 →ちょっと脂が強い

・ズボ酒 燗 (ワラスボのヒレ酒風)
 →ダシがきいいてる旨い燗

ぜひここは一杯やりたいところ。隣町に若波酒造があるということで寿限無 純米吟醸と合わせる。有明海の幸はグロテスクならがうまい。聞くところによると、干潟には栄養分が多いため、地を這う魚がうまいとのこと。なるほど。

クチゴソ姿づくり

むつごろう ワラスボ 姿づくりズボ酒 燗 (ワラスボのヒレ酒風)

 

 

江戸時代からつづく老舗のせいろ蒸し

若松屋その他

(九州鰻旅その3 福岡 柳川編②)
「一食だけで、せいろ蒸しを語るべからず。」ということで、柳川の地に宿泊して連日のせいろ蒸し。江戸時代から続く老舗「若松屋」へ。

柳川は水路の街でもあり、川下りで水路を楽しむことができる。船頭さんとの会話を楽しみながらワンカップをやるのも酔狂だ。そんな川下りの終着点の「御花前」は立花宗茂・誾千代時代からの歴史を継承する地。その御花前近くに、老舗「若松屋」はある。

1番の驚きは、老舗でありながら今の時代に対応したお店の仕組になっていること。観光地である柳川は、中国、韓国、台湾からの観光客が多いため、整理券発行機や写真メニューなど、日本語がわからなくても楽しめるように工夫がされている。これには頭が下がる。

眺めのいい2階席に通されて、上せいろ蒸し(3365円)を注文。すると、5分ほどで鰻が出てくる。早い。どのような仕組みになっているのか、せいろ蒸しは想像がつかず。さてお味は。

やはり、鰻とご飯の一体感。全体野球。
「ご飯は鰻のため、鰻はご飯のため」
これがせいろ蒸し鰻の神髄か?

2018/12/30

近隣のおすすめスポット

柳川川下り

柳川 川下り柳川は水路の街。自然の川とお堀の水路を1時間ほどかけて下る。冬は寒いので船にコタツがあり、ワンカップ片手に下るのが酔狂というもの。船頭さんが博多弁でやさしく話しをしてくれるし、時には美声の歌も披露。立花宗茂・誾千代時代から続く歴史ある水路に赴きを感じながら、船から買い物ができる茶屋や、うなぎ供養碑に手を合わせるのもいい。

タモさんが絶賛という噂の鰻屋

博多名代 吉塚うなぎ屋その他

(九州鰻旅その4 福岡 博多編)
九州鰻はせいろ蒸しだけではない。「博多名代 吉塚うなぎ屋」へ。ここのお店はタモさんが絶賛という鰻屋で明治6年創業の老舗。期待が高まる。やや観光地化しているようで、中国、韓国、台湾からのお客さんが多い。様々な言葉が飛び交う。

メニューは鰻の量の違いとのことなので、たくさん食べるべく「特うな重(4300円)」を注文。すると、すぐに鰻のタレが平皿で出てくる。また新たなものに出会った。タレは別のようだ。待つこと15分ほどで鰻重の登場。

やはり2段積みで、ご飯の段と鰻の段が別れている。鹿児島での鰻もそうだったが、これが九州の鰻重か。2段重は並べ方に困る。ご飯のお重、鰻のお重、タレの平皿、香の物、お吸い物、どのように並べるといいのか。。。。

さっそくお重の蓋を開けると、肉厚たっぷりの立派な鰻。食べる前からうまいことがわかる。腹開き地焼きの関西風。口に入れると肉厚たっぷり、甘めの濃厚味。

これはタモさんじゃなくても絶賛間違いない。
 

2018/12/30

王者の貫禄

五代目 野田岩 浜松町・田町・品川

どの世界にも別格というものがある。
ここ「野田岩」は、江戸時代から続く伝統を持ちながらも、その上にあぐらをかくのではなく、常に時代に合わせて変化をし続ける。ゆえに品格がある。

大将の金本兼次郎さんは、まさに江戸の職人で「現代の名工」にも選ばれるほどの人物。NHKのプロフェッショナルにも登場していて、名言のオンパレードなので是非とも観て欲しい神回。このような職人さんがいるのが、鰻屋の最高の魅力だ。

ここの鰻は美しい。焼きが職人技なので焼き色を見てまずは楽しめる。見た目でお酒が呑めると言っても過言ではない。
そして口の中に入れると、表面の焼きが舌の上ではじける。中はふんわり、脂の旨みが口の中にひろがる。まさに職人技。
時期によっては天然鰻もあるので、ぜひとも味わってもらいたい。

語り尽くせぬ鰻屋。

 

(2018/11/30 来訪)
景気づけに天然鰻を食べようと野田岩へ。天然鰻の有無を聞いてみると、用意ができるという。ラッキー♪ 天然鰻のお重と、先付3種とお酒を注文。さて、天然鰻はいくらなのだろうか(笑)。何年か前には良心的なお値段だったと記憶しているのでなんとかなるだろう。景気づけなのだから少し粋がってみる。

焼かれる間はお酒で待つ。先付3種は"お浸し"、"鰻の燻製"、"煮凝り"。お酒は菊正宗の生酛 純米大吟醸生。どれもお酒との相性はばっちり。燻製はスモーキーな風味がゆっくりと出てくるし、煮凝りはその甘さで頬が落ちそうになるが、生酛の菊正宗がしっかりと支えてくれる。

そして25分ほどで小ぶりな鰻がいかだで登場。岡山の鰻とのことだ。焼き色が綺麗なのはさすが。少し早めの登場は小ぶりだったせいだろう。
さて、お味は。

脂じゃない旨さ。身のうまさ。贅沢だ。
そして大発見は肝吸い。天然鰻は肝がうまい。コクがあって酒と合う。これからは天然鰻の肝を食べ歩きたいほどだ。

これは至福。さあ、お会計はいくらだろうか。



-----
★★★★★ 最高峰の味!!        
閑:大人の空間

2018/12/09

近隣のおすすめスポット

増上寺

言わずもがなの増上寺。江戸時代から続く鰻を食べて、うちわを片手に江戸のお寺を巡る。風流な散歩をぜひ。