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鰻屋探訪記

老舗立ち飲み屋のような鰻屋

うなぎ花菱 東急沿線

狭い。でも鰻屋はこれでいい。

三軒茶屋の三角地帯、エコ-仲見世商店街に、両隣のお店に押しつぶされそうに立っている鰻屋。老舗立ち飲み屋のような風情。営業はお昼だけらしい。

狭い扉をガラガラっと開けると、「時間がかかるけれどいいですか?」っと女将さんの問い。「どれくらい?」「40分くらいです」と鰻屋としてはベストな待ち時間。もちろん待つ。

1階はカウンターが3席と焼き場。すでに年配の2名がいらしたので2階へ通される。畳の上に2卓。「誰もいなくて寂しいかもしれませんが、しばらくお待ちくださいね」と女将さん。温かい。狭いとはいえ、2階で1人は空間を持て余す。

1階から年配2人の常連さんと、不慣れな1名様との会話をBGMに、本を読みながら鰻待ち。下の階から香ばしい鰻の香りが上がってくる。そろそろか。

待つこと40分。ベストな待ち時間。さてお味は。

「焼き過ぎ?」表面が焦げているように見えるが。。。と思いながら一口。
やわらか~い鰻。タレは濃すぎず薄すぎずで鰻の味をよく感じられる。表面の焼き具合がしっかり強めで焦げ目がむしろ香ばしい。

都心の喧騒を忘れて2階で誰もいない中でひっそりと鰻を味わうのはたまらなくいい。真夏に来て団扇で仰ぎながら、ビールを呑みながら鰻を待ちたい。そんな気になる鰻屋だ。

是非ご賞味あれ。


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★★★★☆ 名店!また行く!!        
粋:鰻の前にお酒を一杯
 

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

三角地帯

三角地帯綺麗で近代的な街の中で、取り残されたようにたたずむ三角地帯。夜は賑やかだろうが、お昼の散歩は閑散として据えた気持ちになる。それもいい。

鰻100%の魚醤をつかった「いづも焼き」

いづもや東京・日本橋

鰻の魚醤で焼いた「いづも焼き」とお酒を合わすべし。

日本橋で昭和21年創業、本館と別館があり、本館はお座敷、テーブル席は別館から。
ここのお店には変わったメニューがある。

まずは、「いづも焼き」。
鰻でつくった魚醤のつけて焼いたオリジナル料理。魚醤は「しょっつる」や「ナンプラー」などが有名な魚と塩で作った発行調味料。大豆でつくると醤油で、魚でつくるから魚醤。大豆などの穀物からつくる穀醤よりも魚醤の歴史は古い。このお店は、ただの魚醤ではなく鰻100%の魚醤。オリジナル調味料で世界に1つのオンリーワン。それで焼いた鰻が「いづも焼き」だ。

もう1つは、「蒲の穂焼き」。
蒲焼の語源については諸説あるが、蒲の穂に由来するという説がある。これは、鰻をまるまる串に刺して焼いた姿が蒲の穂に似ていたためと言われており、これを模したメニューは「蒲の穂焼き」。

(参考)蒲の穂

すべて食べたいところだが、欲張ってもいいことは無い、と心落ち着けて、鰻重といづも焼きを注文。出てくるまでに10分ほどと意外にも提供が早い。

で、お味は。

まずはオーソドックスな味を確かめるべくうな重からいただく。さっぱりとした鰻。変わったメニューのあるお店なので、変化球の味かを思いきや、品のある鰻の味。ご飯の炊き具合も鰻にベストマッチ。

さて、それからいづも焼き。
香りが飛騨高山を思い起こさせる醤油を焦がしたような香ばしさが食欲をそそる。しっかりと焼けていて、舌の上にのせると、ピリリと醤の味。うまい。「先にお酒と合わせて一杯やるんだった」と、思わせる味。うますぎる。次に来る時は、いづも焼きで一杯やってからうな重だ。間違いない。でも「蒲の穂焼き」も食べたい。今から悩ましい。

うな重もおいしいが、是非「いづも焼き」をご賞味あれ。


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★★★★☆ 名店!また行く!!        
創:個性的な輝き

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

にほんばし島根館

アンテナショップが多い日本橋。その中でも島根のお店。

島根・鳥取は地味に思えるのは関東在住のせいだろうか。出雲大社か鳥取砂丘か。 いづれの地も日本酒はしっかりとした味で、おいしいお酒が多い。神々が集まる地、島根を掘り下げてみてはいかがだろうか。

My Best鰻屋

西本名古屋市

(名古屋編  2018/2/20、2017/2/20、何度も訪問)

最も多く訪問していて、最も多く食べているのが、名古屋山口町にある西本。

30年以上前、小学生のころから慣れ親しんだ味で、家族の思い出も多い店。鰻好きの原点がここにある。

カリっと香ばしくてコッテリとしたタレ。お気に入りは、ご飯の間にも鰻が入っている「中詰め」。それと肝焼き。ここの肝焼きは、串焼ではなく、お皿に乗せて出てくる。

名古屋に帰る度に立ち寄る鰻屋。My Best鰻屋。

いつからか「ひつまぶし」がメニューに加わった。媚び始めたところは気に入らない(笑)。

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★★★★★ 最高峰の味!!        
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

徳川美術館

知名度がいまいちの徳川美術館。徳川の歴史がここにある。
西本に行ったついでに美術館へ行くのもよし、美術館へ行くついでに西本へ行くのもよし。

神楽坂で食後に抹茶

志満金四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋

和服姿が似合う老舗の鰻屋。

150年以上の歴史を持つ老舗。場所も神楽坂と深みのある街の鰻屋。とはいえ、建物は新しくて綺麗。お客さんにも和服を着た方もちらほらと見受けられる。これは神楽坂の街柄なのか、風情がある。大きな座敷もあるようだが、少人数の場合は1階か2階。1階は20席くらい。

注文から10分ほどで鰻登場。で、鰻のお味は。

蒸した鰻という表現があてはまる関東らしい鰻。醤油風味が強めではあるもののあっさり味。150年の伝統のタレと聞いていたのでもっとコッテリかと想像していたが、ちょっと拍子抜け。もう少し焼いてくれる方が好みではある。。。少し鰻の身が薄い。

お会計しようと立ち上がったら、抹茶があるからお待ちくださいとのこと。鰻食後に抹茶とは風流な。もう少しタイミングよく出してもらえるとうれしかったが。。。


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★☆☆☆☆ お勧めはできないお店        
楽:仲間でわいわい鰻

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

神楽坂通り商店会

神楽坂といえばこの商店街通り。なだらかに続く坂道と品のある賑わい。左右に並ぶお店を眺めながらのお散歩は、息が上がりながらも気持ちが跳ねる。景観を壊さないようにスーパーマーケットなどの商業施設は作らないようにしているとか。

職人気質をビンビン感じるお店

はし本東京・日本橋

職人気質を感じるお店は、テンションが上がる。

日本橋にある「はし本」は、「生産者の顔が見える鰻」がモットー。お店の入口にも、その日の鰻の産地が書かれている。また、テーブルの上のメニューにも鰻へのこだわりが書かれており、「うな重の前に鯉のあらいでお酒を一杯やるのがよい」ともある。その通り。

昭和22年創業の「はし本」は、よいものをおいしく食べさせたい職人気質がぐいぐいと伝わってくる。このように鰻屋は職人気質であって欲しい。しかしながら、お店は頑固に格式ばってはおらず、むしろ窮屈で庶民的な雰囲気をかもしだしている。

注文してから10分ほどで鰻登場。もっと時間をかけてくれた方が味わいがでるのだが。。。

さて、お味は。

この日の鰻は宮崎の鰻。見事なフワトロ系鰻、タレはサッパリめ。食べる前にお店のこだわりを読んでいた分、味わいが深くなる。お酒で一杯やってから合わせるのがベストなうな重。

職人気質を肴に一杯やるお店。


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★★★★☆ 名店!また行く!!        
粋:鰻の前にお酒を一杯

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

山本山

山本山『上から読んでも「山本山」、下から読んでも「山本山」』。ある一定の年齢の人には忘れられないフレーズではないだろうか。幼稚園生だったワタシには『「やまもとやま」は下から読んだら「まやともまや」じゃん!』とはてなマークだったが。

街の鰻屋の鏡

かめや川崎市

まさに中庸。街の鰻屋はこうあってほしい。

ここ何年かの武蔵小杉の発展は急激だ。高層マンションが立ち並び、豊洲化している。そんな武蔵小杉の奥地、駅から歩いて10分ほどの昔からの住宅地に「かめや」はひっそりと店を構えている。創業40年、地に根付いた鰻屋だ。

店内は、テーブル2席とカウンター3席。すぐに満席になってしまうのも、街の鰻屋さんならでは。大将と奥様の2人できりもりしているようで、家庭感があり、あたたかい雰囲気につつまれている。定食屋と言われてもうなづける店づくりだ。

15分ほどで鰻登場。さて、お味は。

甘すぎず、辛すぎず、お米の炊き具合もほどよく、シンプルにひとこと「うまい」と言いたくなる。まさに中庸。そんな言葉が浮かぶほどに、素朴においしい鰻。街の鰻屋はこうであって欲しい。

鰻専門店とうたっているものの、天ぷらもやっているのが珠に傷。
とはいえ、そこまでこだわらないのもまたよしとしよう。

愛すべき鰻屋だ。

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★★★☆☆ おいしいお店!        
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

二ヶ領用水

二ヶ領用水

二ヶ領用水 春

多摩川を水源とし、多摩川と並行して長く延びる用水路。とてもしずかでのどか。運が良ければかるがもにも出会える。春は桜が川沿いに広がり、ミニチュア目黒川のようになる。

米がうまい。鰻重の基本は米にあり。

三好東京・日本橋

「炭と、かまどで米を炊く」がこのお店のこだわり。

伊豆松崎の本店から引き継いだ70年間切らす事無く継ぎ足して使っているタレが秘伝とか。こだわりの強いお店だ。期待感が高まる。

お店に入ると、お昼でありながらほどよく薄暗く、飾らない落ち着きがある。カウンターとテーブル席に加えて、小上がりがある。老舗居酒屋のようなたたずまいが心地よい。

鰻を注文すると、肝焼きがお薦めとの言葉をもらったので、ビールと肝焼きを食べながら鰻待ち。この待ち時間がたまらない。30分ほどで鰻登場。

さて、お味は。

さすがにお米にこだわるだけのことはあって、米は1粒1粒がパラパラとしっかりしている。それに合わせるようにタレ味は薄め。ゆえにご飯をおいしく味わえる。個人的にはもう少しコッテリ味と合わせたいが、バランスを考えればこれでよしとしよう。

おいしいうな重は必ずお米1粒1粒のバラけ具合、温度へも気遣いがされている。そのお手本のようなお店。

是非ご賞味を。

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★★★☆☆ おいしいお店!        
粋:鰻の前にお酒を一杯
 

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

甘酒横丁

甘酒横丁鯛焼き、人形焼き、かき氷、ソフトクリーム。がんもに厚揚げ、今半のすき焼きコロッケ。
甘酒は好きでなくても十分楽しめる通り。

インスタ映えするうな丼

仙見大井・蒲田

インスタ映えとはこの鰻のことだ。

名物「はみ出し丼」はインスタ映えすること間違いなしの鰻。鰻の写真はどこのお店も変わり映えしない中で、これはインパクトある。お客さんもたいていの人は「はみだし丼」を頼むようだ。

殺風景な国道15号線沿いにたたずむ鰻屋。テーブルが3つとカウンターの小さなお店。調理場は1人が動くので精いっぱいの広さで、カウンターからすべてが見える。今風に言えばオープンキッチンと言えなくもない(笑)。

鰻を注文すると、すぐにサラダが出てくる。「鰻屋でサラダ?」と思わずにはいられないが、おとなしく鰻を待つと、10分ほどで鰻登場。

この見栄え。派手な登場。外国人プロレスラーを思い起こさせる。差し詰めスタン・ハンセンといったところか。

さて、お味は。

もっちりとした肉厚。ただ、締まりがない。タレは甘すぎてもたれる。
ご飯の量も多くてあまってしまう。
見た目に味が負けてる。

とはいえ、おいしくない鰻はいない。感謝していただく。

味よりも見た目。
時代の流れを汲んだ鰻屋だ。


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★☆☆☆☆ お勧めはできないお店        
創:個性的な輝き

2018/07/13

自由が丘の地に根付いた鰻屋

八沢川(やざがわ)東急沿線

創業50数年、自由が丘に店を構えて30数年の地元に根付いた鰻屋。
食べログの評判が悪かったので、はたしてどんなものか、、と思いながらの訪問。(口コミサイトのレビューは意識しないものの、厳しいお言葉が並んでいるとちょっとは気になってしまう。いやはや。)

30数年とはいえ、お店はとても綺麗。お店へ入ると和服姿で迎えてくれる。1階はテーブル席。2階へ通されて座敷へあがる。広い座敷にテーブルがいくつかと並び、隣の席の声は聞こえないゆったりとした空間だ。店員さんも丁寧で感じよく、何も問題ない。

さっそく鰻を注文すると、ビールを呑みほす前、10分ほどで鰻の登場。思ったよりも早い。

さて、お味は。

さっぱりしていて、鰻の身は薄め。もうすこしふっくら感がほしいが、昔ながらの関東風鰻。いわゆる「うな重」だ。この広さ、和服姿、万人受けしそうなうな重なので法事に合うのではなかろうか。

鰻の法事ならばテンションは上がること間違いなし。


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★★☆☆☆ まずまずのお店        
楽:仲間でわいわい鰻

2018/07/13

川越にある関東最高峰の鰻屋

小川菊(おがぎく)和光・新座・志木・川越

(2017/9/8 再訪問)
1回目の味が幻ではないことを確認するために、再訪。妄想の中で美化されていたら怖い。そのために最高峰の味を再び体験旅。

あいかわらずの行列。暑さの中はこたえる。しかし、それに負けるわけにはいかない。待つこと2時間。

やっぱりたまらなくおいしい。
これは現実だ。

ここのお店ならば並べます。

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(初回訪問 2014/9/27)

「どこの鰻屋が1番おしいいですか?」と聞かれることがよくある。1つに絞るのは難しくて回答に窮するのだが、たいていは「川越の小川菊(おがぎく)」と答える。ここ小川菊は関東最高峰の鰻屋といえる。

小江戸と呼ばれる川越には、風情のある鰻屋がいくつもある。そんな鰻の街、川越の中で1807年創業江戸の時代から続く老舗がここ小川菊だ。お店のつくりも古い家屋であり、たたずまいからして貫禄がある。ただ、残念なのはお客さんが多くて行列必至なのだ。でも並ぶ価値はある。

お店は1階のテーブル席と靴を脱いであがる2階席だ。混んでるとはいえ、作りおきの鰻ではなく、注文ごとに時間をかけて焼いてくれる。それが好きだ。

さて、お味は。

行列ならびも納得の味。しっかりとしてコッテリ濃いめの味。我を忘れて黙々と鰻を食べることに夢中になる。米の具合、温度、脂のノリ方、焼き具合、すばらしい。それがが小川菊(おがぎく)だ。

ちなみに、Facebookのページも開設していて川越の伝統話の読み物を配信してくれている。それもまた伝統のあるお店らしい。

いざ川越。いざ小川菊。


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★★★★★ 最高峰の味!!        
粋:鰻の前にお酒を一杯

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

小江戸蔵里

明治8年(1875年)に創業した旧鏡山酒造の建築物を改修した施設。川越市の物産等が置かれている。にぎやかに屋台が出ている時もある。
2018年3月には新たに「ききざけ処」が誕生。まだ未訪問だが、埼玉のお酒が勢ぞろいとか。