メインコンテンツに移動

鰻屋探訪記

岡谷へ初上陸

濱丑その他

(岡谷編)
鰻の街、岡谷へ初上陸。岡谷は鰻屋が多く「鰻の街」として打ち出しがされている。天竜川の水源にあたるこの地域は古くから鰻が獲れて、鰻の街として発展してきた(というのはいささか大袈裟な表現か)。今では鰻は獲れなくなっているが、鰻文化は健在だ。関東風、関西風の境目でもある。
境目といえば、岡谷より南方の静岡県浜松が東海道での境目だ。北へいったら新潟のどこかが境目なのだろうか。

初の岡谷は、濱丑川魚店へ訪問。夏の暑い日に、駅から15分ほどの歩きはさすがに汗だくで、鰻欲がもりもりと膨らむ。ここのお店は鰻だけではなく、川魚料理もある。入口ではお持ち帰りように、つくだ煮やワカサギの唐揚が売っている。塩味と醤油味があるが、塩味がビールのつまみにはいい。

お店の中はテーブル席と小上がり。小上がりに通されて、とりあえずビール。夏の暑さにキリっと爽快。鰻を待つこと40分ほど。

さて、お味は。

肉厚いっぱいのプリップリ。背開きの地焼。関東風と関西風のあいの子だが、タレが甘い~。このプリプリ感と甘いタレが岡谷鰻の特徴とみた。東京の関西風鰻で甘いタレのお店があるが、あれは岡谷の流れなのかもしれない。

さあ、ワカサギ唐揚げを買って帰路につこう。
他の岡谷鰻も探訪せねば。


-----
★★★☆☆ おいしいお店!        
粋:鰻の前にお酒を一杯

2018/07/13

近隣のおすすめスポット

うなぎのまち岡谷

町自体が鰻をバックアップ。こんな素晴らしい町は他にない。

街に根付いた鰻屋

寿平東急沿線

祐天寺の駅前には穏やかな商店街がある。隣駅の学芸大学の商店街とは違い、落ち着いた地だ。寿平(としひら)は、そんな商店街に溶け込んでいる。

お店に入ると暑さをふっとばすようなひんやり感と薄暗さで、テーブル席は満員。奥の座敷へ通してもらう。座敷は4つほどのテーブルがあるが、1人で独占。

老夫婦が営んでいるようで、店内の雰囲気も穏やか。そんなのんびり感がお店全体を覆っていて温かい。早速うな重を注文して鰻を待つと、20分ほどで鰻登場。

さて、お味は。

醤油の味が強めの辛めのタレ。庶民的な鰻。人柄だろう、この鰻の味は。

街に根付いた鰻屋だ。


-----
★★☆☆☆ まずまずのお店        
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2018/07/12

近隣のおすすめスポット

祐天寺

江戸時代からのお寺。駅名だけでなく祐天寺という名前のお寺。大正天皇の生母様のお墓もある立派なお寺なので、フラッと鰻ついでに。

 

関東風と関西風が選べるお店

炙一徹 銀座・新橋・有楽町

頑固な名前だ。「炙一徹(あぶりいってつ)」。入る前に気持ちが引き締まる。

有楽町脇の賑わいのある線路沿いの通りの中にあって立派な店構え。ブランド鰻『うなぎ坂東太郎』で知られる鰻問屋、忠平株式会社が運営するお店だ。頑固な連想をさせる店名とはうらはらに、お店の中は綺麗な木材のつくりで清潔感満載。カウンターごし、目の前で鰻を焼いているので、大将の”焼き姿”を楽しむことができる。このあたりがまさに炙一徹のゆえんか。

ここのお店は、関西風と関東風が選べる。つまり、蒸す工程の有無だ。選択できるのはうれしいが、初めて来るお店だとこれがとても迷う。ここは関西風を選択。注文をして大将の焼き姿を見ながら15分ほどで鰻登場。

さて、お味は。

ここの関西風は、背開きの地焼。つまり腹開きにする関西風とは異なり、背開きの関東風の流れも組み入れたあいのこだ。タレは甘め。地焼で甘めのタレは馴染めない。関西風はカリっとする分、コッテリ、辛めの味に慣れてしまっている。関東風の方がある味付けだ。やはり関東風にするべきだったか。

次は関東風を楽しもう。


-----
★★☆☆☆ まずまずのお店        
創:個性的な輝き

2018/07/12

近隣のおすすめスポット

日比谷公園

東京ドームとほぼ同等の広さがある都心のオアシス。江戸時代には大きな藩の屋敷が並んでいた場所で、明治には練兵場、明治36年には開園、たびたび民衆の社会運動の拠点となり、戦中は軍用地だったらしい。それが、今は図書館もある休憩所。ゆっくりと1周歩くのが気持ちいい。

鰻アミューズメント

瓢六亭 南平台 渋谷・恵比寿・代官山

鰻レストランと呼べるお店、瓢六亭。瓢六亭は地焼を中心にお酒に合わせた飲み屋風のお店で、お重だけでなく、各種串焼や鰻ハム、たたきに西京焼き、九州のせいろ鰻もあり、バラエティに富んだ鰻メニューで好奇心をくすぐりまくる。都内には3店舗展開している。鰻アミューズメント施設と言っても過言ではない。

お店の造りは木造のゴツゴツした柱や木の趣あるテーブルなど、和テイスト満載でしっぽりと落ち着ける雰囲気。この日はランチなので、シンプルにうな重を注文。15分ほどで鰻登場。

さて、お味は。

ご飯が熱過ぎる。口に入れると味わうどころではない。あーぁぁ、残念。。。地焼鰻なのだが、熱々ご飯に蒸らされてカリっとした食感ではなく、ホクホクとした鰻。ご飯への気遣いが欲しかった。

今度は夜に来て、呑みながら鰻三昧としよう。

-----
★★☆☆☆ まずまずのお店        
創:個性的な輝き
 

2018/07/12

近隣のおすすめスポット

T-SITE TSUTAYA

お洒落なTSUTAYAのフラグシップ店。リラックスしてのんびりと。

浜松からやってきた名店

藤田目黒・白金・五反田

新しいお店でもおいしい鰻屋はある。その代表格が、白金台の「藤田」だ。

本店は浜松のお店で、2016年の3月に東京白金台へ出店。セレブの街に新星の登場。浜松の鰻は、関東風と関西風が入り乱れる境界エリアなのだが、ここは関東風。それもこだわりのある関東風だ。

ビルの2階にあるお店は、ガラス張りで明るく、外も眺められる。食を楽しむことができる。店員さんも和服姿で気品があり、食の空間を楽しめるお店になっている。

15分ほどで鰻登場。思ったよりも早い。さて、お味は。

よく焼かれているので表面はカリっとしつつも、中はフワッとトロトロ。職人の技だ。タレはやや辛めで濃い味、これが50余年の間、継ぎ足されてきた秘伝の味か。重みがある。お米も1粒1粒しかりしていてベストマッチ。雰囲気だけでなく、職人気質のこだわりが伝わってくる鰻屋だ。

ここへは通うことになるだろう。

まだ不慣れな店員さんがいるので、温かく見守りたい。


-----
★★★★★ 最高峰の味!!        
楽:仲間でわいわい鰻

2018/07/11

近隣のおすすめスポット

国立科学博物館附属自然教育園

国立科学博物館附属自然教育園都会の中にこんもりとした森がある。1周をまわるのに1時間くらいで。水辺もあり、晴れた日には恰好な散歩道。都会にいることを忘れさせてくれる。

ただし、夏場は蚊に注意。

店名とはギャップがあるお店

鰻禅両国・錦糸町・小岩

名前がいい。「鰻禅」。わびとさびがにじみ出て、穏やかな落ち着きを連想させる。評判もとてもよく、「関東一だ」という意見も聞く。行く前から期待値いっぱいだ。

お店へ入ると、店名とは裏腹に庶民的でノスタルジック。カウンターへ腰を下ろす。カウンター6席、テーブル2席の手狭なお店だ。(座敷もあるあらしい。)
メニューはシンプル。うな重の特上を注文すると、15分ほどで鰻登場。

さて、お味は。

うまい。確かにうまい。ただ、前評判で期待値ハードルがあがっていたため、そこまでの感動はなく。。。。
いかにも関東風らしいうな重で、フワトロ系。フワトロ系といえば尾花を思い浮かべるが、そこまで極端ではなく、ほどよい関東鰻だ。

先入観は持たずに行こうと戒めの日。


-----
★★★☆☆ おいしいお店!        
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2018/07/11

近隣のおすすめスポット

浅草 | 東京都観光汽船

鰻を食べてから隅田川を下り浜離宮へ。江戸を感じられる小旅行コース。

蒲焼は焼き魚の一種

魚政千住・綾瀬・葛飾

東京は四ツ木。都心からやや外れた地に魚政はある。「魚政以外にこの街は何があるのだろう?」と思わせるところだ。
坂東太郎を使用した鰻専門店。お店のつくりは街の鰻屋さんといえる普通の飲食店、むしろ町の食堂と言ってもよいくらいだ。

鰻が出てくるまで待ち時間があるので、ビールを一杯。肴は”鰻ボーン”こと骨せんべいと肝、それと、ごぼうの醤油漬け。肝は茹でているのだろうか、さっぱりとしていておいしい。醤油漬けは甘味の効いたうまみに頬が落ちそうになる。この待ち時間が鰻屋の醍醐味だ。至福の時間。

さてさて40分ほどで鰻登場。お味は。

「そういえば、鰻の蒲焼は焼き魚だった」。初めて意識させられた味覚。これまで鰻重を食べていて、鰻を焼き魚と感じたことはない。でも、蒲焼は焼き魚の一種なのだと、ここ魚政で初めて感じた。肉厚がしっかりしていて、ホックリとした白身で表面はよく焼けている。おもしろい。

これは好みが分かれるだろう。是非ご賞味を。


-----
★★★☆☆ おいしいお店!        
創:個性的な輝き

2018/07/11

大衆的な老舗

うなぎ割烹 大江戸東京・日本橋

収まるところに収まる。そんな言葉が似合うのが、うなぎ割烹大江戸の「いかだ」だ。

創業は1800年頃(寛政年間)と老舗。店構えにも風格がある。老舗は心が引き締まる。しかしながらお店に入ると、「あれ?老舗?」と思ってしまう大衆的な大箱。ボックス席が一列に並ぶ。まさに地方を走る電車のボックス席。

とはいえ老舗、お店の方々は和装で気さく。老舗の貫禄というより、古くから愛されるお店であることがうかがえる。

ボックス席に通されて、「いかだ」を注文。

老舗なので焼き時間がかかるかと思いきや、10分ほどで鰻登場。「もっと時間かけてほしいな~」と思うが、愛される大衆感はこういうところにあるのだろう。運ばれた重箱をパカっ開けると、そこには大ぶりな鰻が所狭しと折りたたまれて立派な鰻重。なるほど、「いかだ」だ。収まるところに収まっている。しかしながら、屈葬という表現が思わず浮かぶ。

さて、お味は。

味もまさに大衆的。割烹、老舗という言葉からしていたイメージとはギャップが。。。
とはいえ、大衆的な老舗というのも興があっていい。


-----
★★★☆☆ おいしいお店!        
衆:気軽に立ち寄れる鰻

2018/07/11

近隣のおすすめスポット

日本橋ふくしま館

福島といえば日本酒。あとコケシかな。

まさに職人の技

のだや 上野・浅草・日暮里

メディアでも取り上げられることが多い「のだや」。それもそのはず、関東近郊の有名鰻料理店に職人を紹介している『野田屋東庖会』直営店で、関東鰻職人総本家の当主自らが料理長。つまり鰻職人の総本家。料理長は体調を崩していたようだが、無事に復帰とのこと。

このお店の良さは、職人気質でありながらも新たなメニューへの挑戦も続けていているところ。うな重と白焼きとセットにして食べ比べができたり、肝とうまきをお重に並べたり、ひつまぶしなどの違う食べ方も。鰻の種類もブランド鰻の共水うなぎや、独自のブランド鰻「わしょう」を用意したり、一品料理も豊富だったりと、攻めの姿勢が気持ちいい。

この日はお昼の早めに行ったつもりが、お店の前で1組がウェイティング。お客さん整備の店員さんが外にいるので、「どこの鰻屋がおいしいか?」と鰻談義をして入場待ち。そうこうしている間に入店。

店内はテーブル席が並び、綺麗で清潔。
初訪問なので注文はオーソドックスに鰻重を。

隣の席に目をやると、お爺さんが長焼きで日本酒をチビチビとやっている。このスタイルに憧れる。年を重ねたら、こういう楽しみをしたいものだ。まだまだ米と鰻を合わせてもらう若輩者、精進できれば。

待つこと30分ほど。さてお味は。

重箱を開けると綺麗な焼き色が広がっている。職人技だ。「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」とはよく言ったものだ。まさにこの言葉を思い起こす焼き。タレは辛め、身のフワフワ感もほどよく、関東鰻の王道の極みがわかる。

見て楽しむこともできる鰻。これができるのは「野田岩」か「のだや」だ。名前も似ている。どちらも名店。


-----
★★★★☆ 名店!また行く!!        
粋:鰻の前にお酒を一杯

2018/07/11

近隣のおすすめスポット

入谷鬼子母神(真源寺)

入谷鬼子母神安産・子育ての神、鬼子母神。

その昔、鬼子母神は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれていた。お釈迦さまが戒めた後、お釈迦様に帰依し、安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされている。

ちなみに、鬼子母神は、ここ真源寺だけでなく、雑司が谷の法明寺鬼子母神堂、千葉県市川市の遠寿院(法華経寺塔頭)の鬼子母神が有名。 鬼子母神と言えば、京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を思い起こす。その舞台は雑司ヶ谷。

関東風の域を超えた鰻

俺のうなぎ (【旧店名】銀座ときとう)銀座・新橋・有楽町

パリっと表面がよく焼かれていてうまい。関東風でありながら、その域を超えて関西風に近い鰻だ。店名が突っ張っている。返し言葉に「俺が食ってやるよ」と言いたくなる「俺のうなぎ」。

お店に入ると、言葉のヤンチャさとはうらはらに、落ち着いた品格と高級感、和装で丁寧に迎え入れてくれる。「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」でおなじみの俺の株式会社が運営母体となる「俺のうなぎ」は旧名「銀座ときとう」。そのため箸袋は今でも「ときとう」と書かれている。名前にインパクトがあるお店だけに、ここは変えて欲しかったが。

待つこと20分ほどで鰻登場。さてお味は。

見た目が綺麗な鰻重だ。焼き色にムラがない。そして口に入れると「関西風?」と思えるような強めの焼き具合。でも身はフワフワ。両方のいいとこどりだ。脂のノリも上品。タレも濃いめのしっかり味で、強めの焼き具合にベストマッチ。これはうまい。東西折衷の新感覚。

「いいじゃねえか、俺のうなぎ。」
こちらも粋がってみる。


-----
★★★★★ 最高峰の味!!        
創:個性的な輝き

2018/07/11

近隣のおすすめスポット

銀座木村家

古くからあるアンパンがとてもおいしい。 あんとクリームが入っているからコッテリではあるものの、甘すぎではないので、非甘党の方でも大丈夫。