ふじもと

棋士の御用達

将棋会館のお膝元、ふじもと。こじんまりとした店内は大将の愛嬌の良さが心地いい。棋士の勝負事とは裏腹にすぐにでも気を許してしまいそうな雰囲気の大将。

開店の11時半にお店に入ると、特等席のテレビ前の2人がけテーブル席へ案内される。調理場、カウンターに沿って細長いお店のつくりで、4人掛けテーブル2卓、小上がり2卓の親密感湧きやすい距離感。テレビではメジャーリーグが無音で映し出され、大将の動く音がするだけがする穏やかさ。土用の丑を間近に控え、嵐の前の静けさのような鰻屋が好きだ。

うな重の竹(3600円)と肝吸い、冷酒、肝焼きをお願いする。

高清水の冷酒と香の物が速やかに到着。まずはキリリといっぱいゴクっといく。いい意味でとても無難なお酒が高清水だ。万能酒の称号を受け取ってもらいたい。そうしている間に肝焼きも登場。程よく柔らかい肝焼きがさらにお酒を進める。

そして、お客さんも何組かが入ってきて店内は徐々ににぎわいを増す。
15分ほどで真打登場。

ほどよい弾力性ととも香ばしい鰻。醤油が強めのタレ、肝吸いも同様にしっかり味で力強い。前向きで勝負に挑む気になるうな重だ。
さすが勝負どこのうな重。

名店!また行く!!

気軽に立ち寄れる鰻

初回訪問日:2023/07/08

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