うなぎ専門店 元町 濱新

横浜元町の品のある鰻屋さん

元町のショッピング通りから奥に入ったところに隠れ家のような鰻屋がある。店内は旧家屋のような2階造だが、客席は1階のテーブル4席のみのゆったりとした落ち着き空間。品のあるゆとり。そしてメニューに記載があるのだが、注文が入ってから調理をするので待ち時間が30分から1時間。時間はその日の鰻の状態によって変わるそうだ。
大好きな鰻屋スタイル。一杯やって待ちましょう。

肝焼きとお酒は雄東、そしてうな重・五本口(4900円)を注文。五本口というのは鰻の大きさを表していて、五尾で1キロ。通常は5Pと言うことが多いだろう。言い方にもこだわりを感じる。

お通しは蕪の煮付け。お酒は背の高いグラスに入って登場。この高さのグラスで日本酒は珍しい。お水?と思ってゴクリと飲んでしまいそうだが、香りはズッシリ薫香、お酒だ。
蕪に染み込んだ出汁の味から、このお店のおいしさがわかる。お酒が進む。
雄東は栃木県杉田酒造の雄町を使った純米原酒。雄町らしい深みのある米旨みがする。お酒だけでいただくには持て余してしまう味なのだが、鰻タレの甘みと肝焼きの苦味には相性バッチリ。うまい。

待つこと35分で真打登場。

箸がするりと入る柔らかさ。口の中でとろける。タレの味はさっぱりとしていて鰻の味を活かしたお重。お米の量がやや浅めなので、箸を入れて持ち上げた時の鰻と米の量バランスがちょうどいい。一般的には少なめのご飯なのだろうが、これくらいが味わいやすくていい。

横浜元町のイメージに合う品のあるうな重だ。

ご馳走さまでした。

名店!また行く!!

鰻の前にお酒を一杯

初回訪問日:2023/12/23

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