うなぎ どじょう 川松

昭和そのものな鰻と どぜうのお店

レトロとかの次元ではなく、昭和のまま。外観もそうだが、昔懐かしいおじいちゃんの家を想起させる店内はセピア色そのもの。店内は座る場所がないような小上がりと窮屈なL字カウンター。でもカウンターテーブルだけは綺麗に磨き上げられている。

お店に入った途端に耳の遠い大将から「鰻かい?どぜうかい?」と親しみのある声をもらう。うなぎ1尾で3500円のお重と白鶴純米酒のひや、そしてどせうの唐揚げをお願いする。

曲がった腰に手を当てて「これだから時間かかるよ、痛めちゃってね」とのこと。お酒があればどれだけでも鰻を待てますよ。

まずはお酒がやってくる。屋号の書かれた枡にコップ酒。猛暑の中のひやは、ぬる燗のようだ。これも店内の雰囲気の中では味わいがある。
15分ほどで、どぜうの唐揚げが登場。身がしっかりしたどぜうがカラっと揚げられている。完璧。カリッとした食感と苦味は、なまぬるいお酒ともピッタリ合う。

普通のお酒がいいのよ。贅沢すぎる猛暑の昼。

さらに15分ほどで真打登場。
よく蒸された鰻は、焼きは少なめで柔らかい。辛めの濃いタレ。昔ながらの味を感じる。さらには腕の出汁がいい。どぜう鍋もあることに所以かもしれない。

次はどぜう鍋を食べに来よう。

おいしいお店

個性的な輝き

初回訪問日:2024/09/14

食べログ情報

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