メインコンテンツに移動

菊川

2019/09/11
見事な「川の字」鰻
新宿・代々木・大久保

お重の蓋を開ける瞬間は「このために鰻屋に来たのだ」とも言える瞬間。

蓋を開けた時に、そのお店ごとの鰻重の雰囲気があり、「おおっー」と感動がある。それが、鰻が川の字に並んでいたらなおさらだ。ここ菊川ではその感動が味わえる。

新宿の西側、飲食店、居酒屋が立ち並び、平日のお昼にはランチを求めてサラリーマン姿で活気づく。そんな中でも落ち着いた雰囲気を醸し出しているのが新宿で50年続いている菊川だ。新宿の鰻屋といえば菊川のイメージがある。

入口を入ると、威勢よく「いらっしゃい」とお兄さん、親父さん、女将さんが声をかけてくれる。入ってすぐに目に入るのが4席のカウンター。背の高いカウンターで、調理場とカウンターの間の壁面が前が斜めに鋭角になっている。シャープで攻めのカウンターだ。
お店は1階と地下。1階はカウンターと3つのテーブル。地下には小上がり、個室、テーブル席が3つ。1階のテーブル席に通されて鰻重の上(3600円)を注文。

待つこと20分ほどで鰻の登場。
鰻重の蓋を開けると、鰻が3列。まさか上(3600円)の鰻でここまで鰻がびっしりとは思っておらずで感動。両端が尻尾の見事な「川の字」鰻。鰻はとてもやわらかく、箸で皮を容易に裂けるほど蒸されている。お味は、濃厚なタレ。濃い辛、後味が甘く、どんどんと口の中へ。柔らか鰻が口の中でホロホロと崩れる。関東風鰻でここまでコッテリしているのも珍しいのではないかと思う。

これがコッテリ新宿の鰻味なのだろう。
 

(2018年10月2日再訪問)


-----
★★★☆☆ おいしいお店!       
衆:気軽に立ち寄れる鰻