世田谷 宮川 代田店

狭くて窮屈がよいお店

2022年のうな始め。昭和6年創業のレトロなお店の宮川へ。小上がり2卓とテーブル3卓の窮屈な店内はコロナご時世での換気のために隙間風が寒く、ダウンを脱ぐことができない。こんな時は熱燗に限る。

白鷹のお燗ときも焼き。外では雪が残っていて澄んだ隙間風と熱燗と肴。これを至福と言わずなんと言おうか。最高のうな始めだ。

お店は1卓も実質は2人掛けほどの窮屈さで10人も入れば満席になるほどだが、昭和の風情が残る落ち着きがある。テレビ台はレトロなNATIONALだし、時間の流れが緩やかだ。
そんなテレビ台の横で熱燗をやりながらきも焼きをいただく。ヒレを絡めたきも焼きは珍しく、ヒレの方が火の通りがいいので香ばしさに差がでる。ヒレが焦げた苦味と肝の苦味のバランス、そこへ白鷹のキレのいい辛さを合わせるとまたまた最上の至福へトリップ。

待つこと20分ほどで真打登場。うな重の松(3500円)。
パラパラと口の中でこぼれるお米の加減と控えめなタレ、とろけるほどに柔らかい鰻、老舗らしく品のいいうな重。

いいスタートがきれた。
今年も謹んで鰻屋訪問いたします。

名店!また行く!!

気軽に立ち寄れる鰻

初回訪問日:2022/01/08

食べログ情報

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