(2017/9/8 再訪問)
1回目の味が幻ではないことを確認するために、再訪。妄想の中で美化されていたら怖い。そのために最高峰の味を再び体験旅。
あいかわらずの行列。暑さの中はこたえる。しかし、それに負けるわけにはいかない。待つこと2時間。
やっぱりたまらなくおいしい。
これは現実だ。
ここのお店ならば並べます。
————————————————–
(初回訪問 2014/9/27)
「どこの鰻屋が1番おしいいですか?」と聞かれることがよくある。1つに絞るのは難しくて回答に窮するのだが、たいていは「川越の小川菊(おがぎく)」と答える。ここ小川菊は関東最高峰の鰻屋といえる。
小江戸と呼ばれる川越には、風情のある鰻屋がいくつもある。そんな鰻の街、川越の中で1807年創業江戸の時代から続く老舗がここ小川菊だ。お店のつくりも古い家屋であり、たたずまいからして貫禄がある。ただ、残念なのはお客さんが多くて行列必至なのだ。でも並ぶ価値はある。
お店は1階のテーブル席と靴を脱いであがる2階席だ。混んでるとはいえ、作りおきの鰻ではなく、注文ごとに時間をかけて焼いてくれる。それが好きだ。
さて、お味は。
行列ならびも納得の味。しっかりとしてコッテリ濃いめの味。我を忘れて黙々と鰻を食べることに夢中になる。米の具合、温度、脂のノリ方、焼き具合、すばらしい。それがが小川菊(おがぎく)だ。
ちなみに、Facebookのページも開設していて川越の伝統話の読み物を配信してくれている。それもまた伝統のあるお店らしい。
いざ川越。いざ小川菊。