うなぎ高瀬

うな重前の肴にうっとり

「うなぎ天ぷら」とは珍しい。しかも美味ときた。お酒は「月の輪」。岩手のあたたかみのあるどっしりとしたお酒との組み合わせもいい。そしてお通しのきゃらぶきが合いの手を入れて、箸とお猪口が止まらない。

八王子のうなぎ高瀬。多摩地区の名店だ。八王子から八高線に乗って5分ほどの小宮駅で降りる。駅からは歩いてすぐで古くからの大衆居酒屋のような家屋の鰻屋に到着。
平日のお昼といえども満席の賑わい。心踊る。

注文は、うな重の松(4300円)と、うなぎ天ぷら、ひれ焼、月の輪。

まずはひれ焼。
表面はカリっと焼かれていて中はジューシー、ひれならではのねっとり感もある。純度10%のひれ焼に頬が落ちる。おかわりをしたくなるほどにおいしい。

次はうなぎ天ぷら。
天ぷらはふっくらとして白身魚のような甘さがありつつ、鰻っぽいねっとり感が特徴的。小骨は取り除かれているし、ひょっとしてこれは白焼きにしてから揚げられているのか?とこれは想像の域にはなるが、この肴は貴重だ。鰻にここまで脂と旨味と甘さがのるのか。

この時点ですでに満足の極みに到達しているのだが、食べ終えたベストなタイミングで真打登場。

炭の香りのする香ばしさ。天ぷらとは違って脂は削ぎ落とされ、少量のタレと、こわめのご飯。これまでの肴とは違い、控えめな味。このギャップがいい。追加のタレも出してくれているので、このまま落ち着いたまましめてもいいし、タレを少し足して力強さを出してもいい。ちなみに私は天ぷらの余韻があったので、タレを足して濃いめの味へ。

店員さんもハキハキとしていて気持ちよがいい。
素晴らしいお店だ。

最高峰の味!!

個性的な輝き

初回訪問日:2023/09/12

食べログ情報

うなぎ高瀬

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