うなぎの館 天龍 三軒茶屋店

三軒茶屋で食べられる岡谷鰻

うなぎの街岡谷と言われるほどに諏訪湖周辺の諏訪と岡谷は鰻が名物。特に岡谷は、背開きで地焼き、甘めのねっとりタレが特徴的な鰻重だ。

そんな岡谷の名店天龍の東京支店が三軒茶屋にある。三軒茶屋駅から歩いて10分ほど、世田谷通りから少し奥に入ったビルの地下。お店の作りはオシャレなカフェのようにゆったりと広いカウンターとテーブル席のモダンな作り。
メニューにもうなぎ屋らしからぬオシャレな肴がある。「ブリーチーズのうなぎだれかけ(わさび風味)」。なんだこれは?と注文。ブリーチーズは白カビを使ったチーズでカマンベールのようなチーズ。(ちなみにブルーチーズは青カビを使ったチーズで、麹菌の違いの焼酎みたいなもの。)
塩気の強いブルーチーズとは真逆な甘めのチーズに岡谷のタレが同調する。

合わせるお酒は岡谷の酒「豊香純米酒」。こちらも甘めのお酒なので同調同調同調で頬が緩む。至福。

ちなみに日本酒は、その他にも高天、神渡と岡谷のお酒が揃っていて、岡谷のアンテナショップのようだ。

そして待つこと15分弱で真打登場。
想像したほど甘くはないが、香ばしく焼いた鰻にねっとりタレは、名古屋とも大阪とも浜松とも違う地焼きだ。
タレが甘いためにワサビと薬味が付けてある。東京風のアレンジなのかもしれない。付け合わせは野沢菜。長野だねぇ。

と、三軒茶屋で岡谷を満喫。

ただ、残念なことに2023年5月末で三軒茶屋店は閉めるようだ。
東京では受け入れられなかったのだろうか、残念。

おいしいお店

個性的な輝き

初回訪問日:2023/04/19

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