魚政

焼き魚を食べているような

東京は四ツ木。都心からやや外れた地に魚政はある。「魚政以外にこの街は何があるのだろう?」と思わせるところだ。
坂東太郎を使用した鰻専門店。お店のつくりは街の鰻屋さんといえる普通の飲食店、むしろ町の食堂と言ってもよいくらいだ。

鰻が出てくるまで待ち時間があるので、ビールを一杯。肴は”鰻ボーン”こと骨せんべいと肝わさ、それと、ごぼうの醤油漬け。肝わさがさっぱりとしていておいしい。苦さはなくむしろ甘さを感じるし食感がいい。醤油漬けは甘味の効いたうまみに頬が落ちそうになる。この待ち時間が鰻屋の醍醐味だ。至福の時間。

さてさて40分ほどで鰻登場。お味は。

「そういえば、鰻の蒲焼は焼き魚だった」。初めて意識させられた味覚。これまで鰻重を食べていて、鰻を焼き魚と感じたことはない。でも、蒲焼は焼き魚の一種なのだと、ここ魚政で初めて感じた。肉厚がしっかりしていて、ホックリとした白身で表面はよく焼けている。おもしろい。

これは好みが分かれるだろう。是非ご賞味を。

おいしいお店

個性的な輝き

初回訪問日:2017/04/29

食べログ情報

うなぎ 魚政

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