この鰻を前にしてテンションが上がらぬことがあるだろうか。
色・艶・輝き。鰻丼の真骨頂。
名古屋は柳川、イチビキ。昭和14年に醤油メーカーのイチビキの名をもらって割烹イチビキとして創業。名古屋鰻の老舗で知名度は全国区。お昼に食べるには朝から配布される整理券を並んで頂戴する。
13:10の整理券を受け取って訪店。店内は昭和の趣が残っていて、テーブル席と小上がり。小上がりは当然のように掘りごたつのような今時さはなく、畳に直。丸い円卓の席もある。
鰻前の肴は無し。硬派な鰻屋なので中瓶だけ待つこと15分ほどで真打登場。
特上丼。
見るだけでテンションMAX。見る者を凌駕する気迫の鰻力。
一口食べれば炭焼きの香ばしさが口の中を覆う。そして程よい柔らかさの焼き具合。
まさに名古屋の鰻だ。
ただ、特上丼はご飯の量も多い。。。完食するのは至難の業かもしれない。