龜屋 一睡亭

霜降りうなぎ

亀屋一睡亭さんのこだわり「霜降りうなぎ」。大井川の伏流水で育てられた共水うなぎとのこと。共水うなぎはうまい。でも亀屋一睡亭さんのうまさは共水うなぎの味だけではない。

上野は不忍池の畔。60年続く歴史がある亀屋一睡亭さんは、鰻を中心に旬彩会席も提供する本格料理店だ。しかし、江戸時代には和菓子屋だったらしい。おどろくような転身。当時に何があったのだろうか。

この日の注文は、うざく、〆張鶴。お通しは切り干し大根。
焼きの食感を残したうざくは、穏やかな酸味でマイルド。品があるうざくとはこのことだ。それに合わす新潟の定番酒〆張鶴も落ち着いていて大人の組み合わせ。ああ、至福。

そして真打登場。鰻重松(5900円)。
丁寧に焼かれた焼き色が綺麗。ほどよいノリの脂、そして鰻の味がしっかりと感じられる。タレはあっさり、お米の硬さ、温もりもほどよく、全体バランスの良さを味わえる鰻重だ。共水うなぎだからおいしいという訳ではない。
これが伝承の技か。大変に満足できる鰻重だ。

そしてこの日の最後は小豆の最中アイスで〆。

名店!また行く!!

鰻の前にお酒を一杯

初回訪問日:2024/05/03

近隣のおすすめスポット

不忍池

夏の季節には蓮が一面に広がり、緑色で覆われる。(写真は8月の写真)

食べログ情報

探訪記をシェアする