またしても「8時ちょうどのあずさに乗って~♪」
岡谷に続き、諏訪への鰻屋探訪。諏訪湖畔には鰻屋が多く、湖西の岡谷は地焼の関西風鰻に対して諏訪は関東風鰻。この違いを掘り下げるために諏訪への鰻旅。諏訪大社のお膝元へ。
上諏訪の駅からタクシーで15分ほど、歩くならば1時間ほどの場所にある鰻小林。行列ができる有名店のようだ。タクシーの運転手さんへも「うなぎの小林」で伝わる。
店内は綺麗で明るく、店員さんもてきぱきと感じがいい。
お店のイチオシは、蒲焼と白焼きの2段重の「金銀鰻重(5300円)」なのだが、蒲焼をみっちりと食べたいので特上(5200円)を注文。お酒は諏訪のお酒「真澄 みやさか 純米吟醸 美山錦」。優良酵母として知られる七号酵母発祥の酒蔵宮坂醸造の銘酒。酒の当ては肝焼き。お通しは骨せんべい。鰻三昧で心が躍る。
肝焼きは苦味が落とされてサッパリとしていて、やや華やかな真澄と綺麗にマッチ。
しかしながらうな重を待つ至福なお酒タイムも、うな重が早々に登場。注文から10分ほど。早すぎる。。人気店だからしょうがないか、と気持ちを新たに。
うな重の特上は、ご飯の中に1切れ、お重で2切れなので、見た目は蒲焼定食。
気になるお味は、ふわっとした関東風でタレはやや甘め、ご飯はややねっとり、一言でいうならば「さっぱり甘い」。岡谷の鰻とはまったく異なるが、この甘さは通じるものがあるかもしれない。
同じ諏訪湖畔でも、こんなに違うのかと鰻屋の奥深さを知る旅。
平日ながら12時にはお店の前には行列の人気店。