まほろば

お酒で鰻を楽しむ鰻屋

年の瀬に予約なしで金曜の夜に訪れたところ、唯一カウンター1席が空いていた。ギリギリだ。

新橋からほど近い雑居ビルの1階。カウンター8席とテーブルが3卓。カウンターの奥で大将が鰻を焼いている。店内は満席で仕事帰りのサラリーマンで溢れる。さすが新橋。仕事帰りに鰻を交えて談笑の雰囲気がいい。気楽に入れる大人の居酒屋だ。

ひれ巻串、肝わさび、をお願いする。すると「特別な肝焼きがありますよ」と誘惑のお言葉をもらう。普段は準備できない肝焼きをお昼に仕込んだとのことで、肝焼きもお願いをする。
お酒は高知の桂月の銀杯。切れ味のいいお酒が多い高知の中でもまろやかな優しいお酒。

まずは焼きたての肝焼き。大ぶりな肝を桂月の銀杯と合わせていただく。とろけるような肝焼き。頬が落ちるとのはこのことだ。そしてひれ巻串は、ニラではなくてにんにくの芽。ニラよりもアクセントのある味は、焼酎と合いそう。まほろばは、高知の焼酎も豊富なお店。ぜひ次は焼酎で合わせてみたい。
そして桂月銀杯をお燗にして、肝わさびと合わせる。ボイルした肝をわさび醤油でいただく。ひんやりさっぱりと落ち着いた味で、温かいお酒との組み合わせの妙。これぞ鰻屋呑みだ。

お酒が進んでしまったが、気を引き締めてうな重(3350円)を注文する。ほろ酔いで待つ鰻焼きは待ち時間が心地いい。

そして真打登場。蒸しが強めの柔らかい鰻。コメのたち具合がいい。こだわりを感じる。このお値段では考えられない絶品味。

居酒屋のようでありながら、うな重も抜群。大将のこだわりを感じる。名鰻屋だ。

名店!また行く!!

鰻の前にお酒を一杯

初回訪問日:2024/12/27

食べログ情報

まほろば

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