「炭と、かまどで米を炊く」がこのお店のこだわり。
伊豆松崎の本店から引き継いだ70年間切らす事無く継ぎ足して使っているタレが秘伝とか。こだわりの強いお店だ。期待感が高まる。
お店に入ると、お昼でありながらほどよく薄暗く、飾らない落ち着きがある。カウンターとテーブル席に加えて、小上がりがある。老舗居酒屋のようなたたずまいが心地よい。
鰻を注文すると、肝焼きがお薦めとの言葉をもらったので、ビールと肝焼きを食べながら鰻待ち。この待ち時間がたまらない。30分ほどで鰻登場。
さて、お味は。
さすがにお米にこだわるだけのことはあって、米は1粒1粒がパラパラとしっかりしている。それに合わせるようにタレ味は薄め。ゆえにご飯をおいしく味わえる。個人的にはもう少しコッテリ味と合わせたいが、バランスを考えればこれでよしとしよう。
おいしいうな重は必ずお米1粒1粒のバラけ具合、温度へも気遣いがされている。そのお手本のようなお店。
是非ご賞味を。