昔のうなぎ屋

浜松の地焼きもうまい

浜松へ鰻遠征。蒸してから焼く関東風と地焼きの関西風が混在する街。ただ、静岡の地焼きは、名古屋とも岡谷とも違う。同じ地焼きと言っても味付けが土地柄で違うのも一興だ。

そしてこれまた変わった屋号の「昔のうなぎ屋」。なぜにこの屋号?と興味を惹かれるお店だ。

場所は浜松駅の隣の駅の高塚から歩いて30分ほどのところ、なかなかの距離だ。梅雨の蒸し暑さの中で30分も歩くと背中がびっしょりでお店に到着するなりビールをグビグビ、そして肝串焼き。苦さの中の甘さと透き通るビールののどごしでスタミナ回復。もうすぐ夏がやって来る気配を感じる。

肝焼きを頬張っている間に真打登場。15分ほどで登場なので思ったよりも早い。注文は「うなぎ重(3500円)」。鰻を1匹使った満足ボリュームの鰻重。浜松は関東風と関西風の両方のお店があるが、ここのお店は地焼き。ただし、背開きの地焼き。

「うまいなぁ。」

アッサリしてるが味はしっかりとした甘めのタレで、地焼きならではの皮がカリっとした香ばしさ。尾っぽが少し焦げているくらいの焼き具合。ご飯はもっちり柔らかめだが、地焼きにはこの方が合う。

名古屋のコッテリ辛めとも、岡谷のコッテリ甘めとも違う浜松の地焼きの真骨頂。遠征の甲斐があったと思える美味。

「満たされました。」

最後に余談だが、「昔のうなぎ屋」の向かいには「うな天」という鰻屋がある。それは息子さんのお店とのこと。親子で対峙して、「昔のうなぎ屋」と屋号をするところに職人の粋さが見える。

満足のいく鰻遠征。今度は親子比べをしてみたい。

名店!また行く!!

気軽に立ち寄れる鰻

初回訪問日:2020/07/10

食べログ情報

昔のうなぎ屋

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