新橋 登亭 銀座店

鰻屋の革命児

鰻重の中の鰻重、関東鰻のスタンダード。東京に4店舗を構える登亭は鰻を大衆的にした立役者だ。そのために登亭の鰻は中庸を得た味に感じる。

創業者の田中隆光氏が「うまくて安い鰻料理を、広く一般大衆に提供する」という基本方針を掲げて戦後に立ち上げたのが登亭。それまでは提供に1時間かかっていた鰻を注文後すぐに提供する、値段も安くして100円丼を提供するがモットーだったらしい。

つまり今では当たり前になっている予め蒸しておいた鰻を注文後に炙ってすぐに提供するスタイルは登亭が始めたようだ。

確かに注文後してから鰻重が出てくるまでは10分弱と早い。そのせいもあって肝焼きと鰻重が一緒に出てきた。これでは鰻重待ちの一杯が楽しめない。。。

そんな個人的な趣味はさておいて、鰻・飯・タレのバランスはいい。
ここ銀座店は新幹線のホームの店のような手狭さのお店でまったく銀座感も鰻屋の雰囲気もないのだが、場所柄か海外からのお客さんも多いようだ。是非ともスタンダードな鰻味を広く多くの方々に体験してもらいたい。
これが関東風鰻の蒲焼きだ。

まずまずのお店

気軽に立ち寄れる鰻

初回訪問日:2020/08/08

食べログ情報

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