逢坂山かねよ

なぜこうなったのだろう?

「日本一のうなぎ」と唄っている滋賀大津の有名人気店「逢坂山かねよ」。見た目のインパクトが大きいが食べ方に困る丼「きんし丼」。鰻の蒲焼の上に出汁巻き玉子が遠慮なくのっかっている。

「それにしてもなぜにこんなことを思いついたのだろうか?しかも錦糸玉子ではなく、出汁巻き玉子なのに「きんし丼」なのはなぜ?」と思っていたら、お店に置いてある「かねよ物語」という配布物に書かれていた。簡単にいうと錦糸玉子鰻丼の上にかけるメニューがあったのだが、せっかちなお客さんが「何でもいいから早よ出して!」と言われて、ぶつ切りにして出したら好評だったのが起源とのこと。本当か?とは思ってしまうのだが。。。
(ちなみにこの冊子はラズウェル細木氏の漫画仕立て。)

肝心のきんし丼であるが、ご飯は熱々で1粒1粒がパラパラ、その熱さにまずは口の中が悶絶する。腹開きの鰻は玉子とご飯に挟まれて蒸し状態で柔らかくなっている。そして食べ方だが、鰻と玉子を交互で食べるのか?一緒に食べるのか?と食べ方が悩ましい。

結局、1口目は鰻とご飯を一緒に食べて、2口目は出汁巻き玉子を食べて、3口目はご飯。とこれを繰り返して食べる。これでいいのだろうか。

むしろ出汁巻き玉子とお酒で一杯やってから、鰻丼がよいような気がしてしまった。

ちなみに京都にも卵をのせた鰻を出す「京極かねよ」があるが別会社とのこと。こちらのきんし丼は玉子を薄く広くして丼全体に覆い被せるようだ。なお、キャッチコピーは「日本一の鰻」とこちらは漢字の鰻で唄っている。
まぎらわしい。でもこちらも一度行ってみたい。

おいしいお店

個性的な輝き

初回訪問日:2020/07/15

食べログ情報

探訪記をシェアする