うなぎ水門

岡谷鰻の有名店

8時ちょうどのあずさに乗って~♪
新宿から2時間半、うなぎのまち岡谷へ。(今でも8時発のあずさがあることに驚いたのであります。)

諏訪湖畔は鰻屋が多く、鰻屋聖地のひとつ。その中でも岡谷は「うなぎのまち」とうたっている。
湖西の岡谷は地焼の関西風で、湖東の諏訪は蒸してから焼く関東風。諏訪湖を挟んで鰻文化が分かれる。諏訪湖から流れ出る天竜川で河口は浜松へつながるのだが、岡谷から浜松の南北の線が天下分け目の鰻東西ラインと考えていいだろう。

岡谷はけっして大きな街とは言えないが、ここまで鰻の地として名をとどろかす由縁は独自の鰻の味だろう。ひとことで言えば「地焼にねっとり甘いタレ」。川魚の佃煮通ずる味だ。ちなみに鰻の捌き方は関東風の背開き。つまり関東捌きの関西焼き、甘いタレが岡谷鰻の特徴だ。

ここ水門は岡谷を代表する鰻屋で、例にもれず地焼でねっとり甘い。肉厚のあるプリっとした身に甘いタレ、ご飯はぱらぱらであえてタレとご飯がからみつかないようにされている。鰻は大きめの短冊切りで、特上(3200円)は4切れで2切れが別皿で提供される。豪華だ。

食前酒は岡谷の地酒「高天」。地元で愛される酒とのふれこみどおり、オーソドックスで日本酒らしい日本酒で肝焼きとは合う。
この日はひやでいいただいたが、お燗にするとおいしそうなお酒だ。

玉に瑕なのが、うな重の提供がオーダーから10分ほどと短いこと。肝焼きとお酒をゆっくりと味わう至福の時の途中でうな重が登場してしまう。それでテーブルの上が大混乱。

でもそれもいいかな、と思える鰻旅。

ちなみに8時ちょうどのあずさに乗ると岡谷に着くのが10時20分。岡谷駅から水門まで歩いて30分ほどなので開店11時にぴったりの到着。このフィット感も気持ちいい。

おいしいお店

気軽に立ち寄れる鰻

初回訪問日:2021/09/03

食べログ情報

うなぎ水門

関連ランキング:うなぎ | 岡谷駅

探訪記をシェアする