名古屋鰻はどんぶりがいい。太い短短冊切りで熱くてホクホクのご飯がいい。ご飯の中に鰻が埋まっていれば完璧だ。
名古屋千種駅から徒歩10分ほどの魚徳。
閑静な住宅街にありながらも昔ながらの街の鰻屋で大衆的な活気。店内はお世辞にも座り心地がいいとは言えない硬い木の椅子、狭いテーブル。普段着の女将がテキパキと動き回り、奥では親方が炭火で鰻を焼き続ける。サイドメニューは無く、アルコールはビールのみ。サクッと食べてすっと帰る。だから回転も速い。
これが名古屋鰻だ。高級感では無く大衆感。
名古屋ではひつまぶしという鰻文化があるが、そもそも鰻はカリッと焼かれて熱々ご飯の上に短冊4つが名古屋鰻なのだ。
魚徳はそんな鰻屋だ。
ひつまぶしもありますが。。
普段は鰻前に肴と一杯を楽しみたいたちなのだが、名古屋鰻はビールだけで十分。さくっと食べてサクッとっと帰る。
これこそ名古屋の粋な鰻屋だ。