江戸時代に中山道の宿場町だった浦和。そんな浦和宿において江戸時代から続く老舗の山崎屋は、お店の場所も旧中山道沿いという好立地で、歴史妄想をかきたてる。
とはいえその外観は風情をまったく感じさせず、むしろファミレスに近い。1階は広い駐車場で2階建ての建物は、平成11年に全面改装をしたそうだ。
老舗と言われなければ歴史を感じないが、変化に追随すのが老舗の真骨頂でもある。
階段を上がって2階からお店へ入ると店員さんか揃って「いらっしゃいませ」と声をかけてくれる。こういうところに老舗のあたたかさを感じる。靴箱に靴を入れて、掘り炬燵の席へ案内される。
注文はう巻きと浦和の酒 旭正宗の純。その地のお酒を置いているのは嬉しい。ザ・日本酒とも言える味わいの深い日本酒。今どきでない味に老舗のこだわりを感じる。
う巻きは分厚く熱さホクホク。甘めのう巻きとは真逆の味の冷酒と合わせる。これも美味なり。
10分ほどでうな重の登場(4200円)。ちょっと早いかな。。
硬めのご飯に引き締まった鰻は時代に媚びない味。
お酒のチョイスといい、うな重といい、歴史のあるお店は味わい深い。